音に聞く欠片を集め 期待に胸踊らせ 「いざ」 その声すら待たず 独り歩き始めたのは誰なの 古今東西 決まってるわ 痴れ者 そう呼ばれても気にしない あの川を越えて風と共に疾走れ まだ見ぬあの人や事 知りたい 私 東姫 皆が言う安寧の世は 間違いを許さず 正しさを求めるけれど 正しさとは誰が定めたものよ 往古来今 覆そう 蠢く怪し悲しを引き連れ あの山を越えて風と共に疾走れ まだ見ぬあの声、薫り 知りたい 私 東姫 「いつかは···」 恋い焦がれて 何も出来ず過ぎゆくより 前のめりで朧気でも 永久まで駆けて行きたい あの川を越えて風と共に疾走れ この世の全てを見たい 知りたい 私 東姫