巻き戻して数秒 同じ君の台詞 耳が痛むほどに 何度も溶けていく 姿形声も全部覚えてるけど でもまた見たいんだ 手に届く近さで 不機嫌な天気に よく似てる君の表情(かお) 背伸びしたヒールも 投げ捨てて笑ってる あまりに眩しくて 目を細めてしまうけど 消えちゃいそうなその 横顔に溺れてる 熱が君を連れて走り去る 淡いフィルム間に合わない青 カシャリと鳴る音に掻き消される 見え隠れしてた 本音が 7日で終わる命の 寂しげな言葉を浴びながら “うるさいね”と 口を開けて笑う姿に 何も言えず 笑ってた 繰り返す一秒 もうずっと同じ景色 忘れたくない跡を何度も刻むように 鳴り止まない命の 言葉は聞き飽きてさ ラララと口ずさむ その声だけ聴いていた 熱が君を連れて走り去る 淡いフィルムぼやけてゆく顔 カシャリと鳴る音すら遮った 微かに動いた唇 空の高さに憧れる 君は広い赤見上げながら 忘れてなんて 嘘に決まってるのに また何も言えず終わるのか? 残る熱の中見当たらない アナタの体温探してる もう巻き戻せない 日に焼けてしまったフィルムを ただ握りしめてる la la la…君が口ずさんだ この歌抱えて生きてゆく これはおまじない 君を忘れない 僕らだけの秘密で幸せな歌だ きっと忘れないよ またね