春の嵐にも 夏の日差しにも 秋のイガ栗も 冬の吹雪にも ホームランボールが飛んで 来たとしても 枠を外れたサッカーボールが飛んで 来たとしても 鳩の落とし物が降りかかって来ても 植木鉢が上から落ちて来たとしても 頭部への攻撃は全く効かない この天蓋を被っているから 頭部への攻撃はマジで効かない 何故なら僕は天蓋を被ってる 君を見てるのに君は気付かない こんなに見つめてるのに 目が合いはしない 君と遊園地に行こう でもアトラクションには乗れない 君とハネムーン行こう でも飛行機は乗れない アロハな気分で国内旅行 だけど途中でコンビニには寄れない 観覧車、水族館、映画館も無理 何故なら僕は天蓋を被ってる 喜んでいたとしても 怒っていたとしても 泣いていたとしても 笑っていたとしても 誰にも 悟られないはずなのに何故だろう? 君には気付かれてる気がする 君も天蓋を着けて 見つめ合ったのなら シンクロして君の全てが 知れるかい? ずっと一緒にいたらいつかこの藁が 解けて君と目が合う時がくるかな? 花束を君に でっかい天蓋に二人で 入るのもいいだろ 囲いの内側の世界は 誰の邪魔入らない 僕と君だけだよ