ファインダー越しの青が 僕らに夏を知らせる 気温は32℃のじめついた体 目が眩むような日差しは じりじりと肌を焼いてる 「今日はどこへ行こうか」 そんな話を夏が連れてくる 立ち止まる空 薫る 涼風 ジュースを飲み干して体を冷やした このまま時間が止まればいいなんて 馬鹿な事言っちゃったかな 拝啓、あの日の僕へ。いつまでも 忘れられない夢がこの心で 迷わないように閉まっておくよ 浮かぶ雲に溶かす 暑さで忘れぬよに ♪ 拾い上げた水滴が 指の隙間を抜けていく 気温は30℃の少し湿る地面 夕方には止むのかな? 今日はどこへも行けないかな? 窓際から感じる静かな雨の空気 今でもあの夏を 覚えてる 鼻をつんと刺す夜の匂いも 繰り返す 時を重ねながら ただ夢を見ていた 目眩がするほどに ♪ ファインダー越しの青は 夏の終わりを知らせる 手のひらに微かに残る 熱を奪っていく 息を呑む 静まり返った空 夕凪 投げた言葉は結露と落ちていく このまま時間が止まればいいなんて そんな事もう思わない 今でもあの夏を 覚えてる 鼻をつんと刺す夜の匂いも 繰り返す 時を重ねながら 何度でも 拝啓、あの日の僕へ。いつまでも 忘れられない夢がこの心で 迷わないように閉まっておくよ 浮かぶ雲に溶かす 暑さで忘れぬよに ♪