心の枷

歌詞

心の奥底は鎖に包まれていく いつかは迎える鍵が待ち遠しくて 誰も見てくれない誰も気付かなくて 美しく飾られた この器にしか触れてくれない どうか叶えて解き放ちたい 瞳を閉じて　希うことは 誰か……誰でもいいから この扉をあけて欲しい 寂びた、身にまとう長い鎖が 多くの手錠に 変化を遂げて　手も足も首も 息をすることも苦しい 心は身動きも取れず 言われるままに動いて 外側の顔は 笑顔を振りまく度に 核は溢れる涙で 更なる錆びを増していく 解放を求めて暴れた痕に残る 痛みはいつしか私に溶けてゆく 遠くに聞こえる 近くに聴こえる 私の声と歌と 愛おしい人から呼ばれる名前から 生み出された鍵は美しい 冷たかった手錠は花に変えられ 残されたことは 見上げ立ち上がるのみ 強く 寂びて、取れなかったはずの枷は いつしか軽く 変化を遂げた 一輪の手錠が 躰を自由へ導く 身動きも取れず、 ずっと言われるままに動いていた 内側の顔も 笑顔を振りまけるように 核に溢れた涙は 過去の錆びを洗い流す きっと 寂びた、身にまとう長い鎖と 多くの手錠は 私への試練　手も足も首も 息さえも諦めかけていた すべての自由を手に入れて 言われるままに動かなければ 絆が生まれて 寄り添い、共にある希望は 光り輝いていくから 明日も　惹き寄せるだろう