本名 : キンバリー・デニース・ジョーンズ
身長 : 4フィート7(約143cm)
仕事 : 歌手、女優、プロデューサー、MACスポークスパーソン
1975年7月11日ブルックリンのベッド・スタイ地区に生まれたリル・キムことキンバリー・デニス・ジョーンズは、地元の友人であったノトーリアスB.I.Gのバックアップによる弟分ジュニア・マフィアの一員としてシーンにデビュー。
「ゲット・マネー」「プレイヤーズ・アンセム」「アイ・ニード・ユー・トゥナイト」というヒットを生み出したこのアルバム『コンスピラシー』は結果プラチナセールスを記録する大ヒットとなった。過激なライム&挑発的なセックス・アピールでグループの中でも飛びぬけていた紅一点、リル・キムは一際注目を浴びることとなり、.96年に初ソロ・アルバム『ハード・コア』をリリース。ビルボード・アルバム・チャートで初登場11位という女性ヒップ・ホップ・アーティストしては最高位(当時)を記録したこのアルバムからはラップ・チャートで9週連続NO.1となった「ノータイム」や「ノット・トゥナイト」というヒット曲を輩出。
一躍ヒップホップ界のセックス・シンボルという存在と同時に最高の女性MCの1人という地位に登りつめた。
成功を手にした彼女だったが、最愛のパートナー、ノトーリアスBIGを不幸な銃撃事件で失い、しばらく失意のどん底に落ちるも、見事に復活。
その後、ジェイZ、ミッシー・エリオット、モブ・ディープ、ファンクマスター・フレックス、ブラック・ロブ等の作品に客演した彼女は、自身のレーベル「クイーン・ビー・エンターテイメント」を設立し、2000年には4年ぶりとなる2ndアルバム『ノトーリアスKIM』をリリース。
さらに過激さを増した1stシングル「サック・マイ・ディック」のほか「ノー・マター・ホワット・ゼイ・セイ」などヒット曲を次々と送り出し、友人でありライバルでもあるフォクシー・ブラウンとのビーフ合戦も話題となった。
2001年にはミッシー・エリオットのプロデュースのもと映画『ムーラン・ルージュ』のテーマ曲「レディ・マーマレイド」でクリスティーナ・アギレラ、マイア、ピンクと共演。
この曲は全米で5週連続No.1となり、第44回グラミー賞では最優秀ポップ・コラボレーション賞を受賞した。2001年10月には自身がイメージ・キャラクターを努めるMACのキャンペーンのため初来日。渋谷のクラブWOMBで行われたイベントではファンが殺到し大騒ぎとなった。
2002年2月にはコンサートツアーで再来日も果たす。リル・キムのスタイルをフォローするアーテストは後を絶たないが、彼女と並ぶ才能・パワーをもつアーティストは未だに現れない。
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