カシオペアのリーダーであり、メインコンポーザー。カシオペアの大半の曲を作曲し、「ASAYAKE」「LOOKING UP」「TOKIMEKI」「FIGHT MAN」など音楽史に残る名曲を生み出している。劇昴的で力強く、あるいは流れるような涼美的に溢れるメロディラインとスリリングなリズムアレンジでリスナーを魅了する。これまでに5枚のソロアルバムを発表しており、それぞれのアルバムには野呂のアイデアが盛り込まれている。'85年『SWEET SPHERE』(LAレコーディング)、'89年『VIDA』(ブラジルレコーディング)、 '96年3月にはCD-EXTRAでの「『TOP SECRET』においては、EXTRA部分に、自作のイラストや映像などを盛り込み、日本初の作品となった。フレットレスギターをフィーチャーしたソロアルバムを2001年『UNDER THE SKY』、2002年『LIGHT UP』と発表した。その発売記念ライブでは新たに開発したフレットレスとフレッテッドのWネックギターで、華麗かつ巧みなプレイを披露し観客を歓喜させた。このライブは「LIVE ISSEI」シリーズとして今年までに5回のライブを行うほどのファン待望のライブとなった。2003年には5作のソロアルバムから野呂自身が選曲・監修したベストアルバム『BEST ISSEI』がリリースされ、野呂サウンドの魅力が詰め込まれた聴き応えある1作として評価を得た。
2008年2月に神保彰(Dr)、扇谷研人(pf)、箭島裕治(B)、林良(Key)、と共に“ISSEI NORO INSPIRITS”を結成、最新作は5枚目となる『432H』を2015年9月に発売、ファン待望の1作だ。こちらは全曲をA=432ヘルツで制作したという意欲作。発売記念ツアーとして10月に東京、大阪とライブが行われた。久しぶりのライブにファンの声援も熱く、盛り上がりをみせた。
2008年秋から天野清継とのアコースティック・ギター・デュオ“お気楽ギグ”をスタートさせ、2012年にはカバー曲を中心としたアルバム『昭和ニッポン』でデビュー、2013年には2ndアルバム『昭和・ニッポンⅡ』も発売、その美しいアンサンブルにファンは魅了されている。
震災で苦しむ人を元気づけたいとのことで、2012年4月に6年間活動を休止していたCASIOPEAの再始動を発表、キーボードに大髙清美を起用し、“CASIOPEA 3rd”てして活動を再開、待ちわびたファンを喜ばせた。2015に2ndアルバム『A・SO・BO』を発売、ジャンルチャートの軒並み一位を獲得している。こちらはCASIOPEA 3rdでは初のアナログ盤も発売する…音にこだわる野呂たっての希望だ。
これからも音楽的な様々なジャンルを大きく包み込む幅広い才能で、他のアーティストのプロデュース、楽曲の提供、スタジオワークと積極的に取り組んでいこうとしている。
東京音楽大学、客員教授を務め、後輩の育成にも長年取り組んでいる。
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