【メンバー】
マーカス・ズィーペン / Marcus Siepen (g)
ハンズィ・キアシュ / Hansi Kursch (vo)
アンドレ・オルブリッチ / Andre Olbrich (g)
フレデリック・イームク / Frederik Ehmke (ds)
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84年、ドイツのクレーフェルトで、同級生のハンズィ・キアシュ(vo, b)とアンドレ・オルブリッチ(g)が結成し、トーメン・スタッシュ(ds)も加わったLUCIFER’S HERITAGEが母体。
85年に「SYMPHONIES OF DOOM」、86年には「BATTALIONS OF FEAR」なるデモを制作。
87年、マーカス・ズィーペン(g)が加入。この4人のラインナップは18年続くこととなる。
88年にドイツのメタル・レーベルNo Remorse Recordsと契約を結んだのを機に、BLIND GUARDIANに改名。同年、デビュー・アルバム「BATTALIONS OF FEAR」をリリースする。
翌年には、2ndアルバム「FOLLOW THE BLIND」を発表。HELLOWEENを脱退したばかりのカイ・ハンセン(g)がゲスト参加したことでも話題となった。
90年に入ると、新作の曲作りとプリ・プロダクションを開始し、「TALES FROM THE TWILIGHT WORLD」をリリース。
この作品から、日本デビューも果たし、極東に住むファンを歓喜させた。ところが、同年の末に所属のNo Remorse Recordsが倒産。
そんな中でも初の大規模なヨーロピアン・ツアーをICED EARTHと行うなど、活動を続けた。
図らずもレーベルを離れることとなったバンドは、数多くのレーベルからオファーがあったが、翌91年に日本と東南アジアを除く地域でVirginと契約を交わし、92年には移籍第1弾となる通算4作目「SOMEWHERE FAR BEYOND」をリリース。
その年の12月には、念願の初来日公演を実現。
その東京公演の模様を収めたライヴ・アルバム「TOKYO TALES」も好評を博した。
94年からは、プロデューサーにMETALLICAを手掛けていたフレミング・ラムッセンを迎えて、5thアルバム「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」の制作に入る。
そして、翌95年にリリース。本作は、楽曲のクオリティやBLIND GUARDIANが持つファンタジックな世界観がひとつの頂点を極めた作品であり、世界中のファンから支持され、バンドの代表作として評価されるまでに至った。
約3年振り、二度目のジャパニーズ・ツアーも実現。
97年に、ハンズィがヴォーカリストに専念することを決意。
以来、セッション・ベース・プレイヤーとしてオリヴァー・ホルツワース(b)に協力を仰ぐこととなる。
98年、先行シングルとして「MIRROR MIRROR」をリリースした後、J.R.R.トールキンの神話物語集『シルマリルの物語』を題材に作り上げた通算6作目「NIGHTFALL IN MIDDLE-EARTH」を発表。
その4年後の02年に、QUEENのアルバムから名前を頂戴したBLIND GUARDIANの7thアルバム「A NIGHT AT THE OPERA」をリリース。
03年には、自身の名を冠した『Blind Guardian Open Air』というフェスティヴァルをドイツにて開催。
翌04年、その模様を収めた初のライヴDVD「IMAGINATIONS THROUGH THE LOOKING GLASS」を世に送り出す。それを最後に、音楽性の違いを理由にトーメンが脱退。LUCIFER’S HARITAGE時代から続いたラインナップが崩れた瞬間だった。
05年、バンドはNuclear Blast Recordsと新たに契約を交わす。トーメン脱退後のドラマーの座には、フレデリック・イームク(ds)が収まった。
新たなラインナップとして初のアルバム、通算8作目「A TWIST IN THE MYTH」を06年にリリース。
翌年、ANGRAとのコ・ヘッドライン・ツアーでの来日に留まらず、『LOUD PARK 07』にも出演。
08年には、アクション・ロール・プレイング・ゲーム『Sacred 2: Fallen Angel』に、テーマ・ソングとして“Sacred”なる曲を提供した。
Nuclear Blastからの移籍第2弾にして通算9作目「AT THE EDGE OF TIME」は、2010年にリリースされた。『The Sacred Worlds and Songs Divine Tour 2010』をヨーロッパと北米で行ない、2011年には『Wacken Open Air』のヘッドラインを務める。
2012年、過去の名曲をリミックスやリレコーディングしたコンピレーション・アルバム「MEMORIES OF A TIME TO COME」をドロップ。
翌年には、レア・トラック集まで付いた15枚組のカタログ・ボックス・セット「A TRAVELER’S GUIDE TO SPACE AND TIME」をリリースした。
2013年、ニュー・アルバムの制作を開始。
2014年には、収録曲のワーキング・タイトルも発表されるなどし、年内のリリースが予定されていたものの、作業の遅れなどから、記念すべき10thアルバムのリリースは延期。
そして、「BEYOND THE RED MIRROR」を名づけられた、傑作「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」の続編ともいうべきアルバムが、2015年1月に発表される。
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