ボーイズ・エアー・クワイアはセント・ポール大聖堂聖歌隊をはじめとする、世界で最も高い評価を受けている英国聖歌隊のトップ・ソリストを集め、1996年10月にロンドンで結成された少年合唱団。ボーイ・ソプラノの合唱団としては、このようなトップ・ソリストだけを集めた合唱団は世界でもきわめて稀である。彼らは、イギリス王室をはじめ、多くの公式行事に参加していることでも証明されるように最もレベルの高い技術や、声を持つ、いわば“イギリス聖歌隊のオール・スター・チーム”。ボーイ・ソプラノの魅力は、変声期を迎える前の限られた時間の少年たちにしか持ちえない無垢で透明感溢れる清らかな「声」につきる。そのためメンバーはアルバムごとに変わるが、毎回選ばれるソリストの質の高さは、イギリスの教会聖歌隊のレベルの高さの表れとも言えるだろう。
<コナー・バロウズ>
1983年生まれ。8歳でセントポール大聖堂聖歌隊に参加。その後1996年に卒業するまで、ソリストとして聖歌隊のみならず多くの有名音楽家やオーケストラとの共演を果たす。イギリスの音楽の祭典ともいうべきプロムスでのロンドンのロイヤル・アルバートホールのステージにも参加している。「ボーイズ・エアー・クワイア」結成時のソリストであり、現在クワイアー・マスターとして指揮をつとめる。最新作では変声後のバリトンの歌声を聴かせている。
…もっと見る