雑多な音楽性やファッションを独自の感覚でミックス、その鮮烈なサウンドやヴィジュアルで異彩を放つロックバンドSuG。Vo. 武瑠、Gt.
masato、Gt. yuji、Ba. Chiyu、Dr. shinpei からなる5 人組。バンド名はスラング「Thug」に由来し、「周りの意見を気にせずに自分たち
の思ったとおりに進む人たち」「悪友」という意味を持つ。
【“異端児” と呼ばれる理由】
いわゆるヴィジュアル系としてそのキャリアをスタートさせるも、そうした括りに縛られることなく、むしろそのパブリックイメージをことごとく
裏切っていく。白人音楽(メタルやゴシックロック)の系譜に連なるヴィジュアル系にありながら、それらに加えてヒップホップやファンクなどの
黒人音楽の要素をも取り入れ、またファッションやアートワークにおいてもヒップホップやスケーターカルチャーなどのストリートテイストを大胆
にミックスし、デビュー以来シーンの“異端児” として賛否を巻き起こすとともに、シーンやジャンルを超えて多大な支持を獲得してきた。
【ボーダーレスな活動展開】
ライブにおいても、BABYMETAL や東京女子流らアイドル勢から、神聖かまってちゃんやミオヤマザキらバンド勢、さらには怪談家の稲川淳二
に至るまで異色過ぎるメンツと競演。昨年はロックフェス「夏の魔物」にも出演。また海外でも精力的に活動を展開しており、直近1 年でも、
ヨーロッパ、アジア、中南米を巡る海外ツアーを行うなど、その勢いはとどまることを知らない。
【マルチアーティスト、武瑠】
作詞とコンセプト、MV から衣装、アートワークに至るまでのトータルプロデュースをボーカルの武瑠が手掛ける。武瑠は音楽のみにとどまらず、
楽曲の世界観を様々な形でアウトプットする「3D 音楽」を提唱。SuG としてリリースする作品と連動する形で、自らデザイナーとしてファッショ
ンブランド「million $ orchestra」を主宰、マリリン・マンソンへも衣装提供を行うなど、ファッション面においても高い評価を受ける。
さらに2015 年には自ら監督を務めた短編映画「WE CRY OUT HELLYEAH」が第11 回山形国際映画祭でアーティストシネマ賞を受賞。
過去には小説を執筆し、これまでに二冊を刊行。また昨年劇場公開された中村里砂主演・丸尾末広原作の映画「少女椿」にも俳優として出演するな
ど、多岐に渡って活躍している。
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