1973年オーストラリアでマルコム・ヤングとアンガス・ヤング兄弟を中心にバンドを結成。75年にアルバム『ハイ・ヴォルテージ』でデビュー。世界中で人気上昇中にあった80年、リード・ヴォーカルのボン・スコットが急死したことによりバンドに加入したブライアン・ジョンソンが初めて参加したアルバム『バック・イン・ブラック』が、全世界で空前絶後の大ヒットとなり、全英チャート1位、全米チャート4位で5ヶ月間トップ10入り(計131週間チャート・イン)を果たす。『バック・イン・ブラック』はこれまで全世界で5,000万枚を売り上げ、全アーティストの単一アルバム・セールスとしてはマイケル・ジャクソン『スリラー』に次ぐ、ピンク・フロイド『狂気』と並び歴代2位と認定されている。以降もコンスタントにアルバムの発表と大規模なワールド・ツアーを行ない、それによりブレイク以前の作品を含む全オリジナル・アルバムがマルチ・ミリオン(200万枚以上)を達成。全作品のトータル・セールス数は、全米のみで7,500万枚(ロック・バンドとしてアメリカ音楽史上歴代5位、全ジャンルのアーティスト中10位)、全世界で2億枚という破格の成功を収めている。08年の前作『悪魔の氷』も年間アルバム・セールス・ランキングで第2位(800万枚)になるなど、現役ロックンロール・バンドとして世界の頂点に君臨し続ける真のモンスター・バンドである。
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