1997年に『バドゥイズム』(全米最高位2位)でデビューを飾り、そこに収録されたシングル「オン&オン」で新世代のR&Bリーダーとしての地位を確立したエリカ・バドゥ。デビュー・アルバムは全米で300万枚以上を売り上げ、1997年度グラミーアワードでは「ベスト・R&Bアルバム」を受賞、さらにシングル「オン&オン」は「ベスト・フィメールR&Bヴォーカル・パフォーマンス」も受賞した。同年、『ライブ』をリリースし、ビルボード・ヒップホップR&Bアルバム・チャートで最高位4位を獲得、200万枚を売り上げた。1999年にはザ・ルーツのアルバム『シングス・フォール・アパート』収録曲「ユー・ガット・ミー」に参加。アルバムはグラミーアワードで「ベスト・ラップ・パフォーマンス・バイ・デュオ・オア・グループ」を受賞。翌年の2000年にリリースされプラチナ・セールスとなったセカンド・アルバム『ママズ・ガン』ではさらに深化した世界観を披露し、高い評価を受けた。結果、エリカへの支持はさらに強いものとなっていった。2002年映画『ブラウン・シュガー』のサウンドトラックに収録されたコモンとのシングル「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」で再度エリカはグラミーアワードにて「ベスト・R&Bソング」を受賞。2003年にはユニークなジャム・セッションの雰囲気を湛えた3rdアルバム『ワールドワイド・アンダーグラウンド』をリリース。常に自らのクリエイティヴィティーを追究し続ける彼女の姿勢が大いに反映された作品として、この作品もグラミーアワードにノミネートされた。そして、4thアルバム『ニュー・アメリカ・パート・ワン (第四次世界大戦)』に続く作品としての、5thアルバム『ニュー・アメリカ・パート・ツー (リターン・オブ・ザ・アンク)』が遂に完成。
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