音楽・芸術を愛した祖父母の影響で多くの芸術に慣れ親しんで育つ。
中でも音楽の世界に強く惹かれ、幼い頃より自然とピアノで曲を作るようになる。
3歳からヴァイオリンを始め、高校・大学と桐朋学園で声楽を専攻。クラシックを学ぶ一方、自らが作詞・作曲をした楽曲を通して、音楽の持つ素晴らしさやその可能性をたくさんの人に伝えたいと感じ、大学在学中にデビュー。
早くから海外での評価も高く、変幻自在なその歌声は「ボーダーレスな歌声」としてヨーロッパでも支持をされ活動の場を世界に広げている。シンプルで心に残るメッセージを大事にしている彼女の歌は、多くの人に音楽を通して「love & peace」を問いかけている。
現在デビュー14年目に突入し、自身の創作活動の他に、CMソングやプロデュース活動など、音楽的視野と活動範囲にいっそうの広がりをみせている。
98年
ポニーキャニオンより日本でメジャーデビュー。
99年~2001年
3枚目のシングル『ありがとう・・・』が日本のレコード大賞に当たる香港国際流行音楽大賞で3位に入賞。日本語で歌っているにもかかわらず、ありがとうというKOKIAのメッセージが言葉の壁を越えた瞬間でもあった。
同楽曲を香港において知名度のあるスター歌手、サミーチェンが広東語でカバーし、大ヒットを記録。香港国内チャートの1位を記録する。
この一連の流れから1stアルバム収録曲が香港で化粧品のファンケルのCMに使われ一足先に香港でブレーク。現地で行われた初ライブも大盛況に終わる。
後2001年『Say HI!!』という楽曲が資生堂の日本を除くアジア地域CMソングに使われ、香港で行われた麻薬撲滅チャリティーコンサート野外3万人規模に香港の四天王達と出演。
アジアにおけるKOKIAの人気は加速した。
その範囲は台湾、中国本土にも波及、台湾では延べ12万人を動員した2001年カウントダウンイベントへ出演。MTVアジア主催のイベントでは日本人初、台湾総統府前でのライブに出演した。
2002年
2枚目のアルバム『trip trip』をリリース。
同アルバムの最終曲『a gift』がヨーロッパ全土のスバル(車)のCMに使われる。
これを期にヨーロッパからのKOKIAに対する関心が少しずつ高まる。
この4月、中国上海において流れるサントリーウーロン茶のCMを書き下ろす。
2003年
彼女の深くて温かみのある歌声は、シャンプーのCMソングになった「The Power of Smile」や連続ドラマ「愛しき者へ」(フジテレビ)の主題歌になった「かわらないこと~since1976~」などで日本国内でもおなじみである。
『The power of smile』では音楽TV番組、ミュージックステーションに出演、反響を呼ぶ。
この12月~翌1月までKOKIA自身が幼い頃から参加したかったNHKみんなのうたに『悠久の杜』という楽曲で参加。
2004年
2004年公開映画SMAPの草なぎ剛主演の『ホテルビーナス』の挿入歌で、イーグルスの『desperado』をカヴァー。草なぎ剛のTV番組『チョナンカン』に出演。 2004年夏、日本中を湧かせたアテネ五輪では日本代表選手団公式応援ソング「夢がチカラ」を歌う。このオリンピックソングではKOKIAの作詞作曲した楽曲を作曲家、千住 明氏が編曲しJ-popの枠を越えて新しいコラボレーションとなった。 この楽曲は老若男女問わず多くの日本人に夢を届けた。
2005年
7月にリリースした「time to say goodbye」はTV番組、金曜エンターテイメントのエンディングとして使われる。
そのカップリング曲「幸せの花束」は「赤い羽根共同募金CMイメージソング」として使用され、テレビ、ラジオでおなじみである。
2006年
正月全国ロードショー劇場アニメ映画『銀色の髪のアギト』の主題歌、エンディングテーマを手掛ける。同楽曲を元旦にシングルリリース。
2月1日にファン待望の初のベストアルバム『pearl』をリリース。
同日、こちらも初のDVD PV Clip集『jewel』をリリース。
このアルバム『pearl』は日本より先駆けてフランス、スペインで先行発売され、1月に初のヨーロッパでのワンマンライブを成功させたばかりである。この様子は日本の新聞にも大きく取り上げられた。
フランスパリでのワンマンの後、カンヌで開催された音楽見本市『MIDEM2006』に日本からの代表ミュージシャンとして参加。世界中の音楽関係者を前に披露したパフォーマンスは大好評に終わり、新たな国でのライセンスの申し込みが殺到した。
*この6月より日本のミュージックシーンに捕われた活動ではなく、アーティスト、表現者としてより一層自由な発想で取り組めるよう、(株)anco設立。
東京でワンマンのステージを行う一方で、地方にも生の歌声を届けたい!っと「人の数だけ歌がある」をコンセプトに47都道府県に歌を届ける活動も始めた。
11月29日、独立後第1段となるニューアルバム「aigakikoeru」を日本に先駆けてフランスを中心にヨーロッパでリリース!
2007年
アルバムをひっさげての昨年に引き続く2回目のフランス、パリでの公演は1200人の規模にわたり、大成功に終わる。日本人では類を見ないパリでの1000人を超える規模のコンサートにヨーロッパでの注目も高まり、日本人ミュージシャンがヨーロッパのミュージックシーンで活躍をするというパイオニア的存在となっている。
このパリでのコンサートの模様が収録されたDVDが5月5日に待望のリリース。
2008年、更なるヨーロッパでの活動の範囲を広げ、フランスをはじめとして、ベルギーなどでのヨーロッパツアーが2008年3月に決定。
以前よりネット上での「泣けるフラッシュ」においてKOKIAの「ありがとう・・・」が使用されていることから、2006年末からTVなどでも紹介され話題を呼び、3月16日に急遽「ありがとう・・・」がベストアルバムよりシングルカットされた。
この曲は99年にリリースされており、KOKIAの自作のデビュー曲でもある。カップリングには、映画『ふるさとJAPAN』テーマソングの『歌う人』がアルバムより収録。自然発生的な盛り上がりに注目が高まっている。
2007年5月、日本に先駆けてフランスでリリースされていたニューアルバム「aigakikoeru」の日本盤がビクターより5月23日に発売。
日本でも待望の東京・大阪・名古屋でのアルバムツアーを行い大成功を納める。
この年7月16日に起きた中越沖地震の被災者からの1通のメールに返事をする形でKOKIAがその方を励ますために贈った楽曲『私にできること』が、様々な偶然と奇跡が重なり、新潟県柏崎市民をはじめ多くの人達を元気づけることとなる。当初は予定していなかったが多くの方達からの要望によりCD化を決定、震災から2ヶ月後の9月16日新潟県柏崎を中心に「私にできること」が発売され、現在も全国、多くの人達から反響を頂き、「歌の持つ本来の意味での力を最大限良い形で聴いてもらう事ができた。」と、KOKIA自身も大変喜んでいる。
11月21日、1年11ヶ月ぶりのオリジナルニューシングル『Follow the Nightingale』(ニンテンドーDS用ソフト「テイルズ オブ イノセンス」オープニングテーマ)をリリース。
2008年
デビュー10周年の幕開けにこれまでの集大成アルバム「The VOICE」を日本、ヨーロッパ、アジアで同時リリース。同アルバムをひっさげて行われた3度目のフランス公演は1800人の規模にわたり大成功をおさめた。2008年はパリ2公演と、新たにベルギーでもステージを成功させた。その後、2009年春のヨーロッパツアーの公演が決まっており、更に新たな国へツアーの規模が拡大している。
デビュー10周年イヤー幕開けを記念して行われた日本公演も盛況におわる。同コンサートの模様を収録したDVD「The VOICE」が7/16にリリース。
9月24日にはKOKIAにとって初の海外レコーディング、アイルランドで制作された「Fairy Dance」がリリースとなる。このアイルランドでのレコーディングを皮切りに世界各地の音楽交流を目指し、様々な国のミュージシャン達とのコラボレーションを考えている。
更に11月12日にはKOKIA初のクリスマスアルバム「Christmas gift」がリリースされる。
現在彼女は、歌を通じてできるチャリティー活動などにも率先的に取り組んでいる。その1つとして、2008年の12月、クリスマス時期に、7年前の911のテロが起こった時に世界の平和を願って書いた彼女の「Remember the kiss」という曲を、新たにNYで地元ミュージシャンと収録、CDにプレスし、1万人のNYの人達に無料でMusic Giftとして配ることを実行。 この事を通して多くの人の心に温かく、穏やかな気持ちが訪れることを願っている。
2009年
10周年イヤーのリリース企画の締めくくりとして、初の2枚同時発売アルバム「KOKIA∞AKIKO~balance~」「AKIKO∞KOKIA~balance~」を3月18日にリリース。
「KOKIA∞AKIKO~balance~」は、通常通りの販売方法として全国レコード店、配信でのリリース、
「AKIKO∞KOKIA~balance~」は、オフィシャルHPでの通信販売、配信限定でのリリースとして初の試みで販売される。
アルバム発売後には『KOKIA world tour 2009「∞」infinity』と冠して、渋谷Bunkamuraオーチャードホールを皮切りに
大阪、フランス(パリ3公演)、アイルランド、ポーランド、ベルギー、ドイツ、とツアーを行い、欧州での人気、実力共に着実に広げている。
このワールド・ツアーの模様はドキュメンタリーDVD『Wherever I am~world tour 2009 in Europe~』として3枚組にてビクターより発売。
KOKIA初の試みである、配信限定企画『Life Trilogy~いのちの歌3部作~』を8月から配信開始。第二弾を11月に配信し2タイトルともiTunesストアJ-POPアルバムチャート、初登場1位を獲得。毎回カヴァー1曲を含む4曲入りで配信され好評を博した。
12月2日にはBESTアルバム第二弾として、独立後に精力的にリリースされたオリジナル・アルバムからKOKIA自身がセレクトした選りすぐりのBEST『Coquillag~The Best Collwction Ⅱ~』をリリース。 12月には『winter tour 2009~12月の贈り物~』と冠したツアーを名古屋・福岡・広島・大阪・仙台・横浜×2で行い全公演SOLD OUT。初のワンマンコンサートである広島・仙台も好評に終わる。 またオリジナル作品以外にも、CM音楽、アニメ主題歌、他アーティストのプロデュース等の作品も数多く手掛け、あらたな活動の場をさらに広げる。
2010年
三作連続配信限定企画として始まった『Life Trilogy~いのちの歌3部作~』最終章を2010年3月にリリースし、iTunesストアJ-POPアルバムチャートに初登場1位を記録。そして待望のオリジナル・アルバム『REAL WORLD』を3月31日にリリース。アルバム制作の為にジャケット撮影を先にチュニジア/サハラ砂漠で行い、そこで出逢った景色にインスパイアされた音を紡いで作品にするという、今までに無い手法で制作されたアルバムとなった。 またサハラ砂漠に佇むKOKIAを映像作品としてアルバム収録曲『The woman』に乗せて制作。 4月には『concert tour 2010~音の旅人~』を福岡・名古屋・大阪×2・東京で行い、最終日には今回で2回目となる東京Bunkamuraオーチャード・ホールを満員御礼にて終了。今まで以上の幻想的な空間を音と光で演出し、観客を『心の旅』にいざなった。
5年目となるヨーロッパでの活動も更なる広がりを見せ、10月にはハンガリー、ロシア、ポーランド、オーストリア、ドイツ2都市、スペイン、イギリス、フランスではパリを含む4都市、合計8カ国12公演にも及ぶヨーロッパ・ツアーを敢行。
2011年
年始に待望のニュー・アルバム『moment』の制作を発表。このアルバムは「ステージレコーディング・アルバム」としてホールに観客を入れての公開レコーディングとして制作される。彼女ならではの発想で行われた「ステージレコーディング」によって、その"瞬間(moment)"が真空パックされた作品を5月18日にリリース。そしてanco設立5周年を迎える5月21日22日には「5th season concert」として東京国際フォーラム・ホールCでの2daysのコンサートを行う。
人の心に届く音楽を大事にj-popの枠を越えて、独自の音楽世界を築いてゆくKOKIAワールドは、日本だけでなく世界の人々の心に届いている。
歌う人KOKIA。小さな体でちゃめっけたっぷりで話す彼女からは想像もしない、魂の歌声に触れた瞬間、聴いた者はみな、心奪われるに違いない。
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