スクリレックスことソニー・ジョン・ムーアは1988年米ロスアンジェルス出身。フロム・ファースト・トゥ・ラストというハードコア・バンドのリード・シンガーだった。そんな彼がバンドを脱退後始めたのがこのプロジェクト。
2010年6月にインディーレーベルでミニ・アルバム『My Name Is Skrillex』をリリースしただけで、スクリレックスはメジャーであるビッグ・ビート・レコーズ(アトランティック傘下)と契約し、EP『スケアリー・モンスターズ・アンド・ナイス・スプライツ』をリリース。ビートポートでリリースされた9曲入りのこのEPは、このサイトのオンライン・チャートを独占。タイトル・トラックは、1位を獲得(ダブステップの曲が1位を獲得したのは史上初)。その他の8曲も全てトップ10入りし、数曲がダブステップ、エレクトロ・ハウス、プログレッシヴ・ハウスなどのジャンル別チャートで1位を記録した。
結果、第54回グラミー賞で、DJ初となるBest New Artistにノミネートされただけでなく、Best Dance Recording、Best Dance/Electronica Albumを含め5部門にノミネートされ、3部門を受賞!!その後リリースされたEP『バンガラング』では前年に引き続き、第55回グラミー賞のBest Dance Recording、Best Dance/Electronica Albumを含む3部門にノミネートされ、2部門を受賞した。
世界で爆発的に拡大しているEDMシーンの中で、“最もブッキングしたいDJ”と言われ“年間16億円以上を稼ぐ”、EDM界のスーパー・スターと言われている。ここ日本でも単独公演は即完し、FUJI ROCK FESTIVAL '13でホワイトステージのヘッドライナーとして登場し、雷雨の中パンパンにつまったオーディエンスを熱狂させた。
そんなスクリレックスは風貌からはハードコアなイメージだが、素顔はアニメやゲームが大好きな今時のオタク青年だと、彼を良く知るファンからは認知されている。日本語詞やヴォーカロイドを用いた楽曲を制作するなど、日本の文化に造詣が深い。来日時には渋谷散策中に立ち寄ったカフェバーで、はっぴ姿で神輿を担ぎ、その映像がネットで話題になったり、道端でファンに声をかけられ、気軽に写真撮影に応え、そのファンがツイッターで写真を公開したことにより、「スクリレックスが渋谷にいる!」と情報が拡散し、多くのファンが渋谷に集まった。
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