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説明文

解説大変遅くなりました。いつもお聴きいただきありがとうございます(^^) この季節の夜って、なんとな~く悩ましい曲とか 物悲しい感じの曲が合うような気がするんです。 眠れない夜にひとりの静かな部屋で、こんな曲を聴きながら浸りたいな、と… 先日のリスト同様、あまり馴染みのない曲も多いかもしれませんが、この機会によろしければ一度お聴きになってみてください(^^) おやすみ前にちょっと聴くのにちょうどいいくらいの20分程度です。 ①ファリャの『スペイン民謡組曲』より、アンダルシア地方の子守唄「ナナ」です。元は歌曲集なのですが、ポーランドのヴァイオリニスト コハンスキーが編曲したものです。とてもエキゾチックで美しい子守唄です。 ②ショパンの4つのマズルカより、第4番です。ショパンらしい華々しさよりも、静謐さや落ち着きが感じられる曲です。装飾音が付いた穏やかなメロディが繰り返されるのですが、和声の進行がとても美しいです。 ③クライスラーの『愛の悲しみ』を ラフマニノフが編曲したものです。ラフマニノフは自身の曲だけではなく、他の作曲家の曲も積極的に演奏し、ピアニストとしても成功しました。他の作曲家の曲を数多く編曲したのは、自分が弾くためという理由も大きかったようです。 ④プーランクの15の即興曲より『エディット・ピアフを讃えて』です。これはもうそのものずばり、プーランクはピアフの大ファンだったのです。彼女の歌を聴くためにクラブに通いつめていたそうです。彼女の声はとてもハスキーで悲しげで、この曲にもそれが表現されているように感じます。曲の終わりも寂しく、まるで彼女の寂しい死を予言しているかのように思えます。 ⑤バルトーク『ルーマニア民族舞曲』より、角笛の踊りです。エキゾチックで美しい曲です。ピアノ版やヴァイオリン版もあるのですが、あえてフルートを選びました。この曲集が私は大好きで好んで弾いています。フルート奏者のエマニュエル・パユさんは、ベルリン・フィルの首席です。⑥と⑦スクリャービンの24の前奏曲より2曲選びました。特に⑥が好きなのですが、どちらも本当に切なく美しい曲です。 ⑧チャイコフスキー『眠れる森の美女』のピアノソロ版より、アンダンテです。 文字制限が(T-T)
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