初めて会った日を覚えてますか…
改札口の外で待つ私の元に、笑顔で近づいてきましたね。
二人ともとても照れくさそうにしているのは、お互いにわかっていたはずです。
でも、すぐに手をひいて歩きだしたのですが…
小さく細い手を握りながら、胸の高鳴りを抑えられずにいました。
となりの貴女に聞こえてしまうのではないかと心配したくらいです。
あの時の貴女の笑顔を忘れられずにいます。
頭の先から、足の先まで…
貴女のすべてが、私の理想でした。
もう、遠い昔の話です。
元気ですか?
病気とかしていませんか?
幸せですか…
貴女らしく…
それで居てくれてくれさえしていれば…
私は嬉しいのです。
もう逢うことはありませんが、この空の向こうで…
この海の先に、貴女がいる。
それでいいのです。
私の中の貴女の笑顔があれば…
私は先に進むことができるのです。
いつか…
「音楽と共にあらんことを…」
from「 oshiri ' s bar 」
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