波から上がってROXY神

海岸に近い海で家族とボディボードで遊んでいる。強めの波に当たり横殴りにボードをもって行かれて波の中に突っ込む。それから海の上に出るのだが、いつもこの瞬間海にも浜辺にも人が無く、一人である感覚にとらわれる。集団から切り離される、というより自然という世界の中にふと顔を出した感覚に近い。海で遊んだ後もそういう感覚が体に残っている感じがする。街に入ると自然と消えてゆき、疲れと変わるこの感じを未だ上手く言葉に出来ていないのだが、日の出、日の入りの時に感じるのと同じ「神憑き」だと思っている。普段立つことのない場に立って、その異なる場から異なる波を受けると心理的にも体もリズムが変わる感覚と頭では理解している。しかし、心は高揚とともに満たされる感じは神に触れているようでもある、と言っている。海好きの自分にとってはバリニーズとは違って山より海の方が良い方角と思えるのだけど。とにかく、自然の力は強いな。