LIVE AID 1985年7月13日の奇跡

アフリカ飢餓救済を目的に、ボブ・ゲルドフ（ザ・ブーム・タウン・ラッツ）とミッジ・ユーロ（ウルトラ・ヴォックス）の呼びかけで20世紀最大規模のチャリティイベント「LIVE AID」が、イギリス・ウェンブリー・スタジアム、アメリカ・JFKスタジアムで開催された。この模様は、140か国以上でTV放送され、15億人に観られたとされている。後にボブ・ゲルドフはエリザベス二世からのナイト爵位を含む数々の賞を受賞、ノーベル平和賞にノミネートもされた。このイベントには後日談も多く、世界から集められた募金1億4千万ドルは、政治的な意図で利用されたり、同額はアフリカが抱える借金の数日分の返済額にしかならなかった事などで、ボブ・ゲルドフは失意のうちに20年を過ごしたとか。そしてボブはLIVE8の開催（2005年、東京を皮切りに世界10か所で同時開催）で再び立ち上がった。