角食パンは単に食パンとも呼ばれる事も多い四隅の角が直角になっている長方形のパンです。この食パンと言う呼び方は日本独自のもので海外ではこのような呼び方をする事はありません。角食パンは型に蓋をして上部も角形にする事からこの名がついたと言われています。
角食パンは別名「ブルマン」とも呼ばれ、その由来はアメリカの客車製造会社ブルマンの作った列車の車体に形が似ている事からそう呼ばれるようになったと言われています。
学校給食でもおなじみのこのパンは日本発祥のパンとされていますが、イギリスのホワイトブレッド(通称イギリスパン)とはよく似ており、見た目上のイギリスパンとの違いは下部だけでなく上部も角ばっている事です。
また、イギリスパンのように蓋をせずに焼く事によって上部が膨らんでいるパンは日本では「山形食パン」と呼ばれる事もあります。
角食パンは中身がソフトでキメが細かく、口に含んだ時にふんわりとしている事が大きな特徴で、ほのかな甘みと小麦の香りを感じる事ができるシンプルで美味しいパンです。
また、クラスト部分は通称「パンの耳」と呼ばれていますが、この部分はフランスパンのクラストなどとは違ってカリッとした食感はなく、内部の白いクラムよりもやや硬い程度の食感です。
尚、角食パンは一般的に「斤(きん)」という数え方をしますが、1斤は約450gで標準的な角食パンの1本分は3斤と数えられています。
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