あまり美人じゃないほうがいい
何処にでもいる寂しげな少女のままでいい
きみが感じて紡いでみせてくれたものを
ぼくはぼくの脳髄に浸らせてみる
しあわせに飽いた心は
乾いた風にさらされたまま
甘えに馴れた心は
微笑みの仮装の下でいつしか自分を見失ってしまう
鎧を持たぬ無防備なきみを
嘘と悪意の臭気が傷つけるだろう
裸のきみはひどく弱々しいけれど
真実だけが本当の強さだときみは知っている
たねとこのみの因果律
嘘には嘘の花が咲き嘘には嘘の実がなるだろう
真実には真実の花が咲き真実には真実の実がなるだろう
本当の強さをきっときみだけが知っている
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