東京湾を一望できる港区海岸のホテル二十階、エグゼクティブルーム。
窓辺から見える夜景にレインボーブリッジが美しくそびえ、大都会の煌めく摩天楼を独り占めできる部屋。
暗闇に陽が差し込む頃、私の上で波打つ貴方の体に一筋の光がラインを描く。
私たちの数時間前のもっと淫らな様子が部屋に浮かび上がる。
ドレッサーの鏡に残る手跡、ソファーの上に脱ぎ捨てたシャツとネクタイ、1人掛けのソファーの前のテーブルにはレースの下着。
貴方が私と激しくシーツを乱した影が、爽やかな朝の光に包まれる。
光に照らされる私の体に、貴方の手が触れる。
マシュマロのような柔肌と、豊満な乳房の谷間、桃の花を溶かしたような淡紅色の乳輪。上向きでツンとした乳頭。
まだ着替えないで。と、溶けるような目で貴方が見つめながら言う。
うっとりと、声を和らげ貴方は私の名前を呼んで抱きしめた。
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