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クラッシック音楽には馴染みのない方も、なんとなく聞いたことがある作品のプレイリストです。今回は協奏曲の3回目として、ヴァイオリン協奏曲を集めました。 ヴァイオリン協奏曲はピアノ協奏曲と同様、ソリストと管弦楽団により演奏される形式ですが、なかにはオーケストラではなく室内楽編成(少数の弦楽器など)の作品もあります。 日本では、ヴァイオリン協奏曲というと、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの代表作品の4曲のうち3曲を「3大ヴァイオリン協奏曲」、または4曲まとめて「4大ヴァイオリン協奏曲」と呼ぶことが多いです。 今回はブラームス以外のヴァイオリン協奏曲の1~3楽章、全9曲をリストにしてみました。 #1,2,3 フェリクス・メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64 MWV O 14 第1~3楽章 明るい華やかさ、幸福感と憂愁の両面を併せ持ち、穏やかな情緒とバランスの取れた形式、そして何より美しい旋律でメンデルスゾーン自身のみならず、ドイツロマン派音楽を代表する名作となっている。高名な海外ヴァイオリニストが他の3大協奏曲を差し置いて「史上最高のヴァイオリン協奏曲」と評したこともあった。「メンデルスゾーン作曲の協奏曲」という場合、この曲以外を指すことがほとんどないことから、日本のクラッシック愛好家の間ではこの作品を「メンデルスゾーンのコンチェルト」の略、「メンコン」という愛称が一般的。2024年1月~3月までTBS系で放送されていたドラマ「さよならマエストロ」でよく使用されていた曲。有名な第1楽章冒頭の旋律も秀逸だが、第2楽章の美しいメロディーを是非! #4,5,6 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品61 第1~3楽章 ヴェートーヴェンが作曲した中で唯一完成しているヴァイオリン協奏曲。彼の中期の作品。その時期は「傑作の森」と呼ばれ、交響曲第3番「英雄」をはじめとする6曲の交響曲やピアノ、ヴァイオリンの作品を次々と作曲しているが、その中でも代表傑作の1つとされている。堂々とした風格と、人々を穏やかに包み込むような懐の広さ・優しさを併せ持った曲。当初は協奏曲としては長すぎる45分を超える演奏時間や、オーケストラのみで演奏される部分が多くあることから不評であったが、友人でもあるフランツ・クレメントの抒情的で気品がある演奏から名曲の評価を受けるようになった。1994年のバーナード・ローズ監督作品の映画「不滅の恋/ベートーヴェン」で使用されている。 #7,8,9 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲 ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品35 第1~3楽章 哀愁に充ちた旋律をはじめとするロシア情緒あふれる曲想が大きな魅力の作品。ヴァイオリンの流麗な歌いまわしと技巧の妙技を堪能できる上に、オーケストラ部分メロディーも秀逸な作品。第3楽章第1主題のソロ部分はメンコン第3楽章第1主題のリズムとそっくり。作曲家の山本直純はその2曲を交互につなげた「ヴァイオリン狂騒曲「迷混」」というパロディ音楽を作っている。日本ではフィギュアスケートの高橋大輔が2006-7シーズンのショートプログラム曲として第1楽章を使用している。 いずれも3大(または4大)ヴァイオリン協奏曲であり、どれを聴いても素晴らしいの一言🤗💐。是非フル再生でお聞きください。 2024.9.8更新: #1, #5,#6 ハイライト再生時に流れる旋律に変更があったため、他の曲に差し替え
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