私達が(私達世代)産声あげて間もない頃にジョンレノンと出会ったオノ・ヨーコ。
ここで彼女の生い立ちやら何やら語りはしないけれど、私はジョンレノンとオノ・ヨーコが愛し合っていたことが心の底から嬉しかった。日本人のartistがあのビートルズのジョンと…って凄く誇りに思った。昔も今も。色んな事言われて叩かれてそれでも彼女は凛としていた。ある時はジョンの母親のようでもあり、妻であり、そして京子(2度目の夫との長女)とショーンの母でもあり、何より愛と平和のartistであった。彼女の作品はハプニングやオブジェといった宇宙や地球や人をテーマに疑問をなげかけるものなどがある。前衛女性芸術家であるために、なかなか一般向けではなくあの時代にそういう表現するartist(女性)は珍しく理解が難しかったかもしれない。時代がまだ追い付いていなかった。残念なことだ。確かに全裸になったり大胆な表現もあったが…。
彼女のなかでは波瀾万丈の人生とは自分では思ってはいないだろうけどジョンの死は別。
彼女の生き方は彼女のアートの一部表現でもあるように思うがSOHO NEWS の記事のそれとは違う。日本も海外も彼女のことをきちんと評価できる目をもって欲しかったと思う。彼女の健在のうちに。女性としてもアーティストとしても評価されジョンが何故オノ・ヨーコを愛したのかをまっすぐに感じて欲しい。
ジョンが亡くなり地元の情報紙である SOHO NEWS は
LENNON'S VIGIL, YOKO'S ART
(レノンのお通夜はヨーコのアートである)
と表紙の一面に大きく着物姿のヨーコの写真を載せ見出しに書かれていた。
これを見てどう感じますか?
〈ヨーコ・オノ作品例〉
・空を見るための絵画(1961年)
↓
キャンバスに2つの穴をあける。空の見えるところにかける。
・針のない永遠の時計(1965年)
※見る側の行為で考えさせ感じるアートという参加型作品や言葉を使ったインストラクション・アートも多い。
「ハンマーで釘を打つ絵画」のジョンとの出逢いと会話はあまりにも有名な話しだ。
芸術の感じ方は人それぞれで好き嫌いも自由です。それを教えてくれた先駆者の一人がジョン・レノンが愛したヨーコ・オノという artist なのです。
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