“ 心の波紋 ”
心に拡がる宇宙には
いつも矛盾という波紋
零れた一滴の雫から
はじめは小さく
その円は徐々に
速度と高さを増していく
自由という雫
安定という雫
ぶつかりあって
波紋は消える
成功の光
失敗の影
社会という風に
多彩な価値観が舞い散る
一方で心の窓を開き
その一方で心に鎧をまとう
現実と理想
家族との絆は大切
だが 冒険にも出かけたい
愛と孤独
他人の心に触れたい
が 受け入れるのは難しい
視点は拡げたい
が 自分を無くすのが怖い
成長したい
が とてもめんどくさい
自信は持ちたい
が 傷つくのが恐ろしい
あゝそんなことが
心の宇宙で波紋を作り
ぶつかり合っては溶けていく
調和
美しい言葉の響きだが
まるでそれは奇跡と
同義語のように思えてしまう
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