英国フォークから多大な影響を受けてるであろう現在進行形の英米シンガーソングライターを集めました。ニック・ジョーンズも歌っている英トラッド曲の新解釈が素晴らしいケイト・ラズビー。ニック・ドレイクの様な楽曲と歌声、卓抜したギターテクニックのダン・アーボライズ。枯れた歌声で囁く様にジョン・グラントとのデュエットを聴かせるベス・オートン。英国の名トラディスト、マーティン・カーシーとノーマ・ウォーターソンの愛娘でフィドラーのイライザ・カーシーの素晴らしいイングリッシュダンスチューン。ヴィッキ・クレイトンはフェアポートでのサンディ・デニーが歌っていた名トラッド曲をアコギのみの伴奏で…。スコットランド出身のシンガー&ギタリストのアラスデア・ロバーツも英国トラッドの風味を巧みに取り入れた自作曲をアコギだけの弾き語りで…。米国フィラデルフィア出身でエスパーズのリードシンガーでもあるメグ・ベアードはペンタングルで有名なオールドバラッドを澄んだ歌声で弾き語ります。最後はやはりスコットランド出身のシンガー&ギタリストで超絶テクの3人組ユニットLAUのメインボーカルでもあるクリス・ドレヴァーの自身のリズミカルなフラットピッキングギターとバンド演奏による名英国トラッド曲でこのリストを締め括ります。何れも今の時代に適合した型にアレンジされて聴きやすいとは思うのですが…どうでしょうか?
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