Linkin Parkが登場した時、遅れてきたニューメタルとしてあまりにもソツなくまとめられたその作風は、必ずしも好意的な評価ばかりではなかった。しかし彼らは革新性ではなく比類なき完成度によってその地位を不動にした。彼らがニューメタルを脱却する時、バンドの新たな個性としてチェスターの声をフォーカスしようと提案したのがプロデューサーのリック・ルービンだった。そして脱ニューメタルを図った3rdアルバムでは、チェスターの歌声を活かすための楽曲が多く収録された。Linkin Parkのその後の活動は常に、ニューメタル時代の影を振り払うような作品が多かったが、いつも変わらず素晴らしかったのはチェスターのエモーショナルな歌声だった。素晴らしい歌声をありがとう、チェスター。R.I.P.
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