シュトーレンはパン王国ドイツを代表する伝統的なパンのひとつで、その姿は赤子であるイエス・キリストを毛布に包んだ姿をあらわしているとも言われ、クリスマスの前の「アヴェンド」と呼ばれる節食期間に写真のように薄切りにして少しずつ食べるという食べ方が一般的です。また、最近では日本においてもクリスマスの時期によく見られるようになってきており、ストレートの紅茶に合うパンとしても知られています。
本場ドイツにおける現在のシュトーレンは粉に対してバターを30%以上、ラム酒とハチミツに漬けたドライフルーツを60%含んでいる必要があると規定されており、元々、素朴な味わいだったシュトーレンは随分、様相が変わり、リッチなパンへと変貌しています。
また、仕上げに表面にバターを塗り、砂糖でコーティングする事によって、酸素との接触を抑えられる為、通常のパンと比べて長期間の保存が可能となっています。
尚、シュトーレンはドイツのドレスデンが発祥の地とされ、この地で作られたシュトーレンのみが「ドレスナー・シューレン」と呼ばれ、ドレスデンでは12月になると巨大なシュトーレンを乗せた馬車が街の中心部をまわりパレードが行われます。
らしいです🍞
…もっと見る