イギリスのデザイングループ「ヒプノシス」が手がけたLPのアートワークを
AWAにあるジャケから厳選。
その仕事はまさに世界のデザインを変えたといっても過言ではない気がするほどの圧倒感。
彼らがデザインしたレコードの数々は、アートとしても永久に持っていたいほどです。
===<以下引用>===
ヒプノシス(Hipgnosis)は、ストーム・ソーガソン(Storm Thorgerson)とオーブリー・パウエル(Aubrey Powell)が1968年に結成したアート集団。
ストーム・ソーガソンがアート・カレッジで知り合ったPINK FLOYDのロジャー・ウォーターズからの依頼で、2ndアルバムA Saucerful of Secretsのアルバムジャケットを手がけたことをきっかけに、
本格的にアルバムジャケットのデザインを手がけていく。
その後LPレコード全盛の70年代を中心にロックアーティストのアルバムジャケットを数多く制作。
ヒプノシスがロックのアルバム・ジャケットをアートワークにまで高めた功績は多大で、ヒプノシスのジャケット・デザインが売上に寄与する部分も多かった。
又、ヒプノシスによってジャケット・デザインもアルバムのコンセプトの一部として扱われるようになり、音楽のテーマをファンタジーや普遍的なメッセージに求めたプログレやハード・ロックとの相性の良さは抜群だった。そして相性が良すぎたが故に、それらの音楽が形骸化・形式化していった歴史と歩調を合わすように彼らのデザインもパターン化していく様が垣間見れる。
何ともいえない非日常な感覚が、時には嫌悪感スレスレで強烈なインパクトを持ったデザインが特徴的ながら、後期の作品には音楽そのものの存在が忘れ去られ、ジャケットデザインのみが一人歩きしデザイン自体も過去作品のパロディのように感じられてしまうものも。
しかし、そのヒプノシスっぽさが”ジャケ買い”世代に与えるのはインパクトだけでは無く、ある種のギャランティや安心感であるのも事実。「ヒプノシスだから大丈夫だろう」、「ヒプノシスだから何かテーマが隠されているのでは・・・」といった経験則からもたらされる、音楽を聴く事だけに止まらないお楽しみ。
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