▫恋はやさし野辺の花よ
作詞:小林愛雄,作曲:フランツ・フォン・スッペ
1915(大正4)年に喜歌劇 『ボッカチオ』の
劇中歌として発表
「ベアトリ姐ちゃん」 「コロッケの唄」 などと並び
浅草オペラを代表する曲
▫カチューシャの唄
作詞:島村抱月・相馬御風,作曲:中山晋平,
唄:松井須磨子 他
1914(大正3)年に発表された歌謡曲
劇団芸術座の劇中歌として歌唱された
歌謡曲の原点とされる曲
▫ゴンドラの唄
作詞:吉井勇,作曲:中山晋平,唄:松井須磨子 他
1915(大正4)年に発表された歌謡曲
同じく劇団芸術座の劇中歌
▫宵待草
作詞:竹久夢二,作曲:多忠亮
1917(大正6)年に初公演された歌曲
▫パイノパイノパイ(東京節)
1918(大正7)年、演歌師の添田知道(添田さつき)
により作詞され流行した俗謡
元々のメロディーは米国の「ジョージア行進曲」
因みに 添田知道(芸名:さつき) は
“伝説の演歌師” 添田啞蟬坊の長男である
▫船頭小唄
作詞:野口雨情,作曲:中山晋平
1921(大正10)年、民謡 「枯れすすき」 として発表
1922(大正11)年、詩集『新作小唄』に
「船頭小唄」 と改題され掲載される
1923(大正12)年、ヒコーキレコードより
女優・中山歌子によって吹き込まれる
他にも 演歌師・鳥取春陽 らにも歌われ
同年、松竹より映画化もされている
「カチューシャの唄」 などとともに
歌謡曲草創期を彩る傑作
▫籠の鳥
作詞:千野かほる 他,作曲:鳥取春陽
1922(大正11)年にレコードが吹き込まれる
1924(大正13)年に映画化され
爆発的な流行となる
▫ストトン
1924(大正13)年頃に流行した俗謡
作詞・作曲:添田さつき,歌:二村定一
添田啞蟬坊 作 とか 作者不詳ともされているが
歌詞は他にも複数ある
2022.8.27 作成
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