詐欺師もペテン師もマッチスティックマンも、狼少年や嘘つき少女たちも、音圧に凹んで、何処かへ去った。
たぶん死体は腐ってる。
埋葬もされずに、あるいは墓碑銘は空白で。
生年没年なんて、エセ詩人たちに必要か?
文字数に苦しみ、韻がおのれを罵るようになった。
類語辞典を片手に、エッセイを切り売り……望むことは忘れられないこと……しかし、大口は叩けずに薔薇の色味で競ってる。
市場はガラガラ、それでも通行証は有効だから……あとは死ぬだけ、墓を建てとくだけ。
その予算がないから、詩集を切り刻んで、署名を入れて売人を続けてんだよ、
わかってやれよ、魔法使いだろ?
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