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説明文

秋のカフェ。エリスレジーナを聴きながら、辺りを静かに見渡すと、何か窓の外の景色と人の着ている服の色合いが重なり、その印象に浸っている自分を感じている。そして、右手の甲から爪の先までゆっくり見て、手を握っては再び爪を見る。小さいため息をつきながら、腕時計をみるが何も約束なんてものは無いのだ。時間なんか気にしていない、ただ腕時計を見たのである。少し髪を気にして、また周りを見てみる。エリスレジーナに何が関係あるのだろう。この景色、人々、そして自分。あるいはテーブルの紅茶、秋の赤、キャメルの革、そんなことと関係なくエリスの声は跳ねていた。また、エリスの歌に引き込まれてゆく、それは景色に流されることはない、人のおしゃべりに消されることもない。自分の意識はエリスに帰ってゆくのだった。
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