中目黒で5時に待ち合わせ。日が暮れるまでの時間を川沿いのこ洒落た居酒屋で過ごす。僕は生ビール。あなたは桜色のハイボール。あ。甘い。ちょっと飲んでみて。ん?そうかな?
7時に店を出て狭い路地を埋める人混みに身を投じ 空を覆いつくす雲のような満開の桜並木を眺めて歩く。
昼間とはまったく違う表情を見せる夜の桜。人生という名のこのどうしようもない孤独を この何千何万の桜の花びらたちはわかっていてくれる。その悲しげな薄いピンクと僕の中に巣食うブルーが共鳴して 僕たち二人 木から木へと飛び交う二羽の小鳥になって ちょっとだけはしゃぐ。
ほんの短い時間だったけどこれで充分。また一つ 記憶の中で永遠が刻まれたよ。
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