チープなカフェ音楽とは無縁なボサノヴァオーセンティックとブラジリアン

悪夢で目が覚めた雨の夜更けにボサノヴァのリストを作成、合ってると思う。 今やクソみたいな(失礼)軽いカフェ音楽の代表みたいになってしまっているけど、とりもなおさずカバーの手法としてあまりに安直に使いすぎたからだ。往年のポップスの名曲からJ-POPまでなんでもかんでもボサノヴァでカバーやればいいってもんじゃない。その意味で本当にブラジル音楽以外のポップスをボサノヴァに仕立てて世に送り出したマエストロ、セルジオメンデスに敬意を払いたまえ！ 因みに2000年初頭に彼の楽曲を集めてコンパイルしたアルバムを任されて以来懇意にさせてもらっている。歴史的な音楽家と交流が持てるチャンスが僕に来るなんて予想だにしなかったけど素直に嬉しい。 話は変わるが僕にとってのボサノヴァの醍醐味はその独特の和音と不安定なテンションを含んだメロディの妙、自分でもギターを弾くがこのブラジル発、アメリカ経由で世界的に60年代にブレイクしたボサノヴァというものの持つ和声に一番影響されているかもしれない。