同タイトル(1)の1曲目も大瀧詠一作詞・作曲の「夢で逢えたら」だが、あちらは吉田美奈子バージョンで細かい事情を割愛すれば、とりあえず最初に世に出た「夢で逢えたら」だ。
一方こちらは大瀧詠一が「あとは任せた」と言った鈴木雅之のラッツ&スターバージョンで、一番ヒットした「夢で逢えたら」なのだ。実はこの曲、これまでに50人(組)以上のアーティストにカヴァーされているすごい曲なのである。大瀧詠一本人の談によれば「誰もが知っているけど詠み人知らずのスタンダート曲を作るのが理想」だそうだ。
また、古くは彼自身が憧れていたクレイジー・キャッツにも「実年行進曲」を提供している。
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