「J.J.」の愛称で親しまれた植草甚一さんは、まさに「楽しむこと」の達人でした。
「ぼくはね、ただのジャズ好きのおじさんなんだよ」
そんな声が聞こえてきそうな植草甚一さんは、東京の街をぶらぶら歩き、古本を山積みにして、ジャズを四六時中浴びるように聴いた人でした。難しい理論よりも「聴いていてワクワクするかどうか」を大切にした彼の感性は、いつだって瑞々しく、自由。
このプレイリストには、彼がニューヨークの街角で見つけ、自宅の書斎で何百時間も聴き込み、愛してやまなかったジャズの欠片たちが詰まっています。植草さんのように、肩の力を抜いて、コーヒーでも飲みながら、軽やかな音の散歩に出かけてみませんか?
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