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 俳優の小栗旬と直木賞作家・金城一紀氏のタッグがタッグを組み、2014年にテレビ朝日系で放送された連続ドラマ『BORDER』が3年の時を経て、ドラマスペシャル『BORDER2 贖罪』(年内放送)として復活する。小栗と金城氏のタッグによる『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(関西テレビ・フジテレビ系)の最終回が13日に放送されたばかりの、このタイミングでの発表に、心がザワついたファンもいるだろう。小栗は「石川という役に戻ることは、とても過酷ですが、楽しみに待っていただいている方たちのためにも、一生懸命に向き合いたいと思います」とコメントを寄せた。   『BORDER』とは、金城氏が“正義と悪”という普遍的テーマのもと、原案・脚本を務めた完全書下ろし作品。頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗)が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた異色の刑事ドラマ。   石川は、正義という名の光り輝く信念が強くなるに従い、裏の世界の力を借りて証拠をねつ造するなど、影の要素をも色濃くしていく展開が話題を呼び、回を増すごとに視聴率が上昇。第7話では捜査に有利な証拠や証言、事件関係者を次々と“消して”いく掃除屋・神坂(中村達也)に完全敗北を期し、石川は“光と影”のコントラストを増長させていく。   そんな中で迎えた最終回では、“絶対的な悪”を体現する最悪の敵・安藤周夫(大森南朋)と対決するエピソードで、石川は正義をなすために、ある衝撃的な行動に出る。次の瞬間、ビル屋上にいる石川は、地上で横たわる安藤の姿を見て激しく動揺する。そんな彼の背後に、安藤が現れ、石川の肩をつかんで「こちら側の世界へようこそ」と言ったところで終了。この謎多きラストシーンは放送後、さまざまな憶測を呼び、話題となった。   『BORDER2』の発表とともに、「あのラストは本当のラストではなかった」というのだからさらに衝撃的。実は、『BORDER』プロジェクトが始動した当初から、その後のエピソードはすでに存在し、温存されてきた。その物語が『BORDER2 贖罪』でベールを脱ぐことに。あの後、石川や安藤はどうなったのか。サブタイトル「贖罪」が意味するものとは、いったい何なのか。金城氏は「新しい石川の物語は、“あのラストシーン”から幕を開けます。心の準備はよろしいでしょうか」とメッセージ。   新作には、小栗をはじめ、同僚刑事・立花雄馬役の青木崇高、石川の特殊能力に薄々気づいていた特別検視官・比嘉ミカ役の波瑠、石川の上司・市倉卓司役の遠藤憲一、情報屋・赤井役の古田新太、便利屋・スズキ役の滝藤賢一、天才ハッカーコンビ、ガーファンクル役の野間口徹とサイモン役の浜野謙太らレギュラー陣が再集結。安藤役の大森も再登場するほか、新たな登場人物も加わって、物語の展開を加速させる。   金城氏は「あのラストシーンのあと、石川はどうなったんですか? ファーストシーズンの最終話が放送された直後からつい最近まで、たくさんの、本当にたくさんの人たちにそう聞かれました。聞かれるたびに、あいまいに言葉を濁してその場をやり過ごしてきましたが、実は、最終話の脚本を書き終えた直後にプロデューサーからも同じ質問をされました。その時は言葉を濁さず、あのラストシーンから新たに始まる石川の物語を語って聞かせました。そして、プロデューサーは熱のこもった口調で、こう言いました。『いろいろなタイミングが合い、時が満ちたら、必ず新しい石川の物語を作りましょう』。時が満ちたようです」。 
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