インジェラはアフリカ大陸のエチオピアの高原で主に育てられているテフと言うイネ科の種子を使ったパンです。このテフと言う日本ではあまりなじみのない穀物は育っている段階では見た目は稲によく似ていますが、種子は非常に小さく、名前の由来はアムハラ語の「見失う」だそうです。
また、種子の形は米よりも蕎麦の方が似ており、焼き上がりも上記の写真の通り、蕎麦のような色がでています。
インジェラの主な材料であるテフは非常に栄養豊富な穀物として知られ、ビタミンやカルシウム、鉄分など人にとって必要な栄養素が含まれています。このテフを粉にして水で溶かして、常温で3~5日かけて自然発酵させた後に鉄板に生地をのばしていき、鉄板の上から蓋をして蒸し焼きにして焼き上げます。
食べ方はクルクルと巻いて食べるのが一般的でエチオピアでは「ワット」と呼ばれるシチューと一緒に食べられたり、ソースをつけて食べたり、野菜などの具材を巻く場合もあります。テフ粉で作ったインジェラはほのかな酸味があり、フカフカとしたスポンジケーキのような食感が特徴です。
らしいです🍞
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