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説明文

1日平均自殺死亡数を月別にみると、多くの年で4・5月がピークになっており、特に平成15年は(中略)100人を超えている。(厚労相HP) 春が近づいたので、苦しみをテーマにプレイリストを作りました。今回はJ-POPに限定。 もちろん結局、苦しみから脱却できるかどうかというのは自分次第なのですが、音楽はそのサポートになることがありますよね。 1,2年前にある音楽家がテレビ番組で、コロナ禍で演奏会ができなくなり、音楽は「不要」なのかと苦しい心情を吐露していました。この1年ほどの間、演奏会や展覧会、舞台などに足を運ぶ度に、自分自身喜びに満たされたし、心から喜ぶ人たちを見てアートの力を再認識したものでした。私の理解では、アートは苦しいときにこそ必要なのだと思います。職業芸術家は生きていくために売れないといけないので、私には図りがたい苦しさがあるのだと思いますが。 四苦八苦とは仏教用語で、生・老・病・死の四苦と、それに愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦を加えた八苦。 ポップスは若者向けに作られることが多いこともあり、やはり生・愛別離苦(とりわけ失恋ソング)・求不得苦・五蘊盛苦あたりに集中しています。 老いや病、死を扱った流行り歌がもっと増えればいいのになと私などは思ったりします。特に死についてはいつか「音学」シリーズでJ-POPに限定せず取り上げたいです。老いや病は私にはまだ早いようです。ところで病と音楽と言えば個人的に音楽療法が真っ先に思い浮かぶのですが、あえてそれはやりたいと思いません。ヒーリングや効能別のCDはたくさん世に出てますし、本当に病気を治したい人は専門家を頼った方がいいと思います。 あと、怨憎会苦に対して、愛や平和を歌ったものやプロテストソングが頭に浮かびますが、専ら海外か昔の歌に偏るようです。良い悪いはさておき、昨今のJ-POPで社会性のある名曲があまり思い浮かばないのは寂しいです。
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