スフォリアテッラはパリパリとした食感が特徴的なイタリア・ナポリ生まれのパイでリコッタチーズと呼ばれている南イタリア原産のフレッシュチーズとドライフルーツを混ぜた滑らかなクリームを入れて焼き上げます。
スフォリアテッラは日本ではあまり馴染みがありませんが、生まれ故郷のナポリにおいてはカフェなどでもよく見かける定番のパイ菓子となっています。
スフォリアテッラとはイタリア語で「ヒダを何枚も重ねた」というう意味で、その名の通り、何層にも重なった極薄のパイ生地の歯ごたえが良く、エスプレッソや赤ワイン、スパークリングワインなどとも相性が良いと言われています。
元々は17世紀にナポリの郊外にあるアマルフィの修道院に住んでいたシスターがあり合わせの材料で最初に焼いたのが始まりだとされており、当初は修道院内で人気のメニューでしたが噂が広まり、ナポリの菓子職人も作るようになった事からナポリ全域に広まっていきました。
スフォリアテッラは大きさや形に様々なバリエーションがありますが、最もポピュラーなのは貝殻の形をした10cm程度の大きさのもので、パイ生地をロール状に長く巻いたものを適当な大きさに輪切りにしてクリームを詰めて焼き上げます。
甘さと食感からお菓子のような食べ物としてとらえられていますが、生地とクリームにボリュームがある為、軽食としても人気があります。
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