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クラッシック音楽には馴染みのない方も、なんとなくきいたことがあるクラッシック音楽のプレイリスト第2回です。 今回は比較的活発なピアノ曲の小品(協奏曲以外、一部ソナタ含む)を集めました。クラッシック入門編としてどうぞ。 #1 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲 きらきら星変奏曲(「ああ、お母さんあなたに申しましょう」による12の変奏曲)ハ長調 K265 (300e) 1781年頃にウイーンで作曲された。当時流行していたフランスの歌曲で、娘が自分の想う人のことを母親に打ち明ける恋の歌「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」の旋律を主題とした12曲の変奏曲。日本ではその主題が童謡「きらきら星」として知られるよになったため、日本では「きらきら星変奏曲」と呼ばれている。モーツァルトはこの歌曲の変奏曲を書いただけであり、この旋律の作曲者ではない。 #2 テクラ・バダジェフスカ作曲 「乙女の祈り」 ポーランドの女性作曲家バダジェフスカが1830年代に作曲した。当時ピアノをうまく弾けることは女性にとってステータスであり、男性にアピールする格好のアクセサリーでもあった。この曲は幸せな結婚生活を夢見た若い女性が男性にアピールしながら弾いた、サロン音楽の象徴的かつ女子力満載の作品。日本ではオルゴール曲や多くのメディアで使用されている。 #3 フレデリック・ショパン作曲 ポロネーズ第6番変イ長調作品53「英雄」(英雄ポロネーズ) ポーランドの作曲家ショパンが1842年、32歳の時に作曲。ショパンが作曲したポロネーズ(フランス語で「ポーランド風」)の中でも第3番「軍隊」、第7番「幻想」とともに有名で人気が高い。「英雄」と名付けたのはショパン本人ではなく詳細不明。男らしく勇ましい魅力をもつことからそのように呼ばれるようになったとのこと。 #4 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲 「エリーゼのために」(バガテル第25番) 一般の日本人にとって、曲名と旋律が一致する数少ないピアノ曲として有名。タイトルの「エリーゼ」が誰であったかは諸説あって確定していない。①ベートーヴェンの親しい友人であるテレーゼ・マルファッティ ②ソプラノ歌手エリザベート・レッケル③楽譜の所持者となったエリーゼ・シャハナーなどが有力。日本ではザ・ピーナッツの「情熱の花」、ザ・ヴィーナスの「キッスは目にして」などでその旋律が使用されている。 #5 フランツ・リスト作曲 ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 第3番嬰ト短調) 1851年に作曲。「カンパネラ」とはイタリア語で「鐘」という意味。イタリアのヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニが作曲した「ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章」のロンド「ラ・カンパネラ」の主題を編曲して作られた。日本ではピアニストのフジコ・ヘミングのファーストアルバム「奇跡のカンパネラ」が200万枚を超える大ヒットとなり、この曲の認知度がUPした。 #6 テオドール・エステン(セオドア・オースティン)作曲 「人形の夢と目覚め」子供の情景作品4 ドイツの作曲家エステンが1862年に作曲した全6曲からなる小品集「子供の情景」の第4曲。「お人形の夢と目覚め」と表記される場合も多い。全3部のハ長調からなるパートで構成されている。日本では第2部の「人形の夢」のメロディがノーリツ製給湯器のお湯はり完了を知らせるメロディに採用されており、この曲を聴くと「お風呂が沸きました」という声を想起する人が多い。 #7 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲 ピアノソナタ第11番イ長調 K331「トルコ行進曲」 18世紀後半に作曲されたが、具体的な年代は不明。このピアノソナタの第3楽章が有名な「トルコ行進曲」。当時流行していたトルコ趣味を曲に取り入れたものであり、左手の伴奏がトルコの軍楽隊の打楽器を表している。日本ではストリートピアノで演奏されることが多い曲。由紀さおり&安田祥子がスキャットでこの楽曲をCD化している。「トルコ行進曲」はベートーヴェンも有名な曲を作曲しており、混同しやすいのでご注意を。 #8 フレデリック・ショパン作曲 即興曲第4番嬰ハ短調 作品66 「幻想即興曲」 ショパンは全4曲の即興曲を作曲している。この曲は1835年に25歳で作曲した最初の即興曲。ただしショパンの死後1885年に出版されたため4番となっている。ショパンの作品の中でも特によく知られた曲で、映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、CMなど様々なメディアで頻繁に使用されている。日本ではピアノ演奏を志す人の弾きたい曲上位の常連曲となっている。
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