https://youtu.be/YweKOWeOoQg
グロリアのルーツを感じさせるアルバム、「ミ・ティエラ~遙かなる情熱」が1993年にリリース。ほぼ10年ぶりとなるこのスペイン語のアルバムは80万枚以上のセールスを記録し、グロリアは初のグラミー賞を獲得した。長女エミリーの出産後、彼女のルーツであるラテン音楽に立ち返ったグロリアは、1995年、再びスペイン語のアルバム「アプリエンド・プエルタス~扉を開けて」を発表。グロリアは同アルバムで2度目のグラミー賞を獲得する。90年代半ばにはアトランタオリンピックの開会式でパフォーマンス、彼女の歌う大会の公式テーマソング「リーチ」は、英語のアルバム「デスティニー」の1stシングルとなった。
デビューから22年間、ヒット曲を連発し、英語の曲を歌ったラテン系アーティストで、彼女ほどの成功を収めた人は他にはいないだろう。リッキー・マーティン、エンリケ・イグレシアス、ジェニファー・ロペスのような新世代のアーティストは皆、世界中のトップチャートに輝いている。グロリアは彼らの先駆者として道を切り開いてきただけではない。エミリオはリッキー・マーティンが初めて発表した英語のアルバムとジェニファー・ロペスのデビュー作「On The 6」をプロデュースしている。グロリアは世界的に大ヒットしたジェニファー・ロペスのダンス・ナンバー「Let’s Get Loud」の作詞を手掛けた。シャキーラの「ホウェネヴァー、ホウェアエヴァー」も大ヒットしているが、同曲の歌詞はシャキーラとグロリアによるものである。そして、エミリオは「ランドリー・サーヴィス」にエグゼクティブ・プロデューサーとして関わり、シャキーラを国際的な大スターへと導いた。
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