幼い頃
目覚めた朝に
還ろぅ
ほのかな時の切れ目から
清水のように
そよぎ出て
朝日をいっぱい体に浴びて
鈴響かせて還ろぅ
幼い頃
目覚めた朝に
還ろぅ
青葉の葉陰の滴から
数え切れない音を抱き
空いっぱいに
「おはよう」
と声かけながら
涙忘れて還ろぅ
あの日の朝は
溢れる時をもてあまし
鳥や虫と語り
人はみんな
あたたかく笑っていて
はかないことを何も知らず
流れは神とともにいて
理屈の蛇も
大地深くに眠っていて
ほんとうに安らいでいた。。
あの日のあの時に
怒りも欲もなげうって
還ろぅ 🌠
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