ピョートル・チャイコフスキー。長い音楽の歴史の中でたどり着いた、人類最高の作曲家です。西洋音楽と故郷であるロシアの独特な哀愁さも融合し、独自の色をふんだんに出しています。明るい曲は天国まで駆け上がるような高揚感があり、暗い曲は人をマリアナ海溝の底まで突き落とすような鬱々しさがあります。その表現のふり幅はまさに天井知らず…音楽の凄さを感じる作品ばかりです。
「くるみ割り人形」の"小序曲"は、私が作曲を始めるときに購入したDTMソフトで、サンプルのMIDIデータとして納められていたのが出会いでした。思えば、そこからチャイコフスキー好きになっていったわけです。思い出深い一曲ですね。
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