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【ライブショートレポは説明文をスクロール🔽】 日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブレポと一緒にお届け🔥 2021年9月もAWA MOSH PITクルーは配信を含め、多くのライブをチェック。その中から29アクトをピックアップ! 一日も早く制限なく皆でライブを楽しめる日々が戻ってくることを願い、ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、今月もこのプレイリストをお届けします。 ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎ 📝AWA MOSH PITクルー ライブレポ 9/1(水) ケプラ@Shibuya Milkyway :結成1周年記念ライブ「ラストオブユース」は受験による活動休止前最後の"高校生ケプラの集大成"という位置づけである大事な一日。対バンには高校が近く憧れの先輩であったクジラ夜の街が登場。結成1年の高校生とは思えないほどに、この1年間良曲を生み出し続け、堂々とした素晴らしいライブパフォーマンスをライブハウスで届けてくれた。メンバー全員がこのイベントを楽しみ、ステージ上でも笑顔が絶えない素敵な空間が広がり、MCで見せる高校生らしい青さやかわいらしさには微笑ましく心が和む。彼らのグッドミュージックを再び全身で感じられる日が今からとても待ち遠しい。受験を乗り越えて"春が過ぎたら"また必ずライブハウスで。 9/1(水) クジラ夜の街@Shibuya Milkyway :ケプラの結成1周年記念ライブ「ラストオブユース」に出演。1つの映画を見ているかのような素敵な世界観に引き込まれ、音を自由自在に操ってワクワクする音楽を奏でるので"音楽ってこんなに自由で楽しいんだ!"と感じることができるライブパフォーマンス。「今あなたたちは世界で2番目にかっこいいロックバンドのライブを観ています。1番はもちろんこの後に出てくるケプラ!」と盛大のお祝いとしてフロアの熱量を極限まで上げてケプラへと最高のバトンを繋いだ。同じ"平成"という時代に生まれた若く光り輝くこの2バンドにしか生み出せない幸せ溢れる夜だった。 9/7(火) Adler@下北沢MOSAiC :「ラピスラズリvol.3」に出演。この日はメンバー自身の新型コロナ感染からの復帰明け一発目のライブであり、元気に音楽を奏でている姿に安心した。"Adlerらしい"繊細なメロディ・歌声・歌詞はイヤホンの中で聴くよりもライブでこそ真骨頂を見ることができるのだ。「リリースツアーをするのにも、ライブハウスに来るのにも"覚悟"がいる」という言葉には説得力があり、強い決意を感じた。ライブハウスという大切な場所を守るためにも、自分たちの音楽を"覚悟"をもって演奏している姿はとても輝いていた。 9/7(火) Laughing Hick@下北沢MOSAiC :「ラピスラズリvol.3」に出演。リアルすぎる歌詞とキャッチーなメロディが若者を中心に共感の嵐で支持されているLaughing Hick。甘いフェイスとは裏腹に、『愛してるって』という曲では"クラスで美人だった君は、今じゃインスタグラム狂ったビッチさ。"という部分を中指立てながら歌う姿のギャップに魅せられてしまった。楽曲の歌詞を全身で感じることができるのでより一層心が揺さぶられ、楽曲に乗せられた想いがストレートに届く。SNSだけでなくライブハウスのフロアをも沸かすことができる彼らの今後の躍進がとても楽しみである。 9/7(火) Noazami@下北沢MOSAiC :1st Mini Album『From Seeds』Release Tour "TANEMAKI" 下北沢編を開催。今のこの時代に京都からはるばる下北沢まで音を鳴らしにきてくれたことが何より嬉しかった。ベースとドラムのリズム隊がずっしりと安定した重い音で支え、軽快なギターとボーカルが一つ一つのフレーズに気持ちを込めて歌う"バンド"としての姿は最高にロックバンドであり、ライブハウスでこそ映える。"拝啓僕へ 夢をみる僕へ"というフレーズを皆で拳を上げて歌えるその日まで夢を見続けていたい。彼らの想いがこもった音楽の種が、私たちの心に植え付けられた素敵な夜であった。 9/10(金) 古墳シスターズ@新宿LOFT :ガガガSPのリリースツアーに出演した古墳シスターズ。彼ら自身のツアーファイナルにも出演が決定している大先輩に呼んでもらえたからか、いつにも増して気合が入った全力の熱いライブパフォーマンスであった。"波がくだく"や"潮騒の街"など700km西の高松の情景が思い浮かぶ彼らにしか書けないフレーズが響きわたり、新宿LOFTでも心なしか潮風を感じることができた。どんな時でも自分たちの音楽を4人で楽しそうに鳴らしている姿を観ると"ロックバンドっていいな"と純粋な気持ちになることができる。「ライブハウスに来て、何かを感じて帰った先に何か大事なものがある」と話したが、『スチューデント』の歌詞が私たちの帰り道とこれからを照らしてくれるに違いない。 9/10(金) ガガガSP@新宿LOFT :「ロックンロール」リリースツアー夏の追加公演を開催したガガガSP。24年間幾多の困難や経験を積み重ねた"日本最古の青春パンクバンド"の発する言葉は誰よりも説得力がある。「辞めそうで辞めなかった4人。辞めたくても辞められなかった4人。」と話し、人生をかけてロックバンドという青春を過ごしている彼らが『これでいいんだ』という楽曲で自分たちを、そして私たち皆を肯定してくれて姿に救われる。今のこの大変な時代で、迷いもがきながら前に突き進むためにはやはりロックが必要だと、音楽の持つパワーを改めて感じることのできるライブであった。 9/19(日) peanut butters@下北沢DaisyBar :TOKYO CALLING 下北沢編に出演。UKPの新レーベル「highlight」からリリースの注目の新人であるが、そのライブはとにかく魅力的で1秒も逃さず視線がステージに釘付けになってしまった。Vo.紺野メイがステージの中央でマイクの前でポケットに手を入れながら歌っている姿やステージ上での飲み物がコーラであることなど、どの場面を切り取っても彼女たちに惹かれ、ワクワクした感情を抱いた。最大の武器である、キュートさ・ポップさ・爽やかさが存分に発揮されてフロア全員が心地よく音楽を楽しんで聴いていた。彼女たちにしか奏でられないこの音楽でどこまでも軽やかに進んでいきそうだと今後の躍進がとても楽しみになった。 9/19(日) 藍色アポロ@Flowers Loft :下北沢コーリング、Flowers Loftのトッパーは藍色アポロ。1曲目「通る電波」から手拍子を促し会場を盛り上げ、ソリッドなギターサウンドが鳴り響く。そこからは8月にリリースしたばかりのEPから4曲連発で披露。彼らの新たな一面が見えるエモーショナルな「mind」。そこから疾走感抜群の「限界高速」では観客みな拳を突き上げるその光景が眩しい。ナガイレン(Vo./Gt.)はMCで『僕らは夏に大切なものを置いてきた気がします。』と話す。初出演予定だったロッキンは中止、その他にも中止のライブが多くあった。ただ、置いてきたものは取り返しにいけるバンドだと確信できる力強いアクトを見せる。最後は人気曲「カゲロウ37℃」で締めくくった。 9/19(日) ofulover@Flowers Loft :下北沢コーリングにofuloverが出演。1曲目の「渇き」からVo.中本樹の艶のある歌声と、ギターの音色が心地よく響くロックロールを展開。『神戸ロックバンドofuloverと言います、よろしく。色々な方からお誘いいただき出ることができました。』と今ステージに立っていることへの感謝を告げる。アルバムをリリースすること、ツアーファイナルがこの日と同じ下北沢のShangri-Laであることを話すと拍手が起こる。続く、「春を越えて」はみんなで拳を突き上げる熱狂のパフォーマンス。ロックバンドがいつだってステージから理想を語れる、そんな自惚れがまた当たり前になる日常について話してからの「自惚れ」はグッとくるものがあった。この日の締めくくりはライブの鉄板ナンバー「Night is mine」。彼らのロックスピリットが詰まったアクトだった。 9/19(日) シンガーズハイ@下北沢ReG :TOKYO CALLING 下北沢編に出演。容貌からは決して想像することができないVo.内山ショートのハイトーンボイスのギャップと凄まじい声量に一瞬で心を掴まれる。衝動的で荒々しくもまっすぐな演奏、胸に突き刺さるリアリティ溢れる歌詞に感情を全てぶつけるかの如く歌い上げる姿は、飲み込まれてしまいそうなほどに圧巻であった。『俺は空っぽな人間だし、別に伝えたいこととかない。23歳無職を笑ってくれればいい。』とダルそうに話すが、この日は入場規制がかかっているように、彼らの音楽は多くの人に届いており、多くの人を救っているのだ。10月のデビューアルバムと11月から始まるツアーでロックシーンに新たに名を轟かすことになるだろう。 9/19(日) ねぐせ。@下北沢Shangri-La :2020年10月の始動から1年経たずに名古屋ロックシーンで頭角を現すねぐせ。が下北沢コーリングに登場。当フェス最大キャパのShangri-Laを人で埋め尽くす人気ぶり。正規メンバーとなった708含め、4人で拳をぶつけ気合いの声出しをして「スーパー愛したい」で開演。Vo.りょたちの歌声にはロックなかっこよさと温かみが共存。歌も演奏も始動したばかりとは思えない安定感を見せる。MCでは『めっちゃ緊張してるんですけど爆音でシャンデリアをぶち落とす勢いで』と話すも、会場にシャンデリアはなくミラーボールの間違え。これには会場みなほっこり。その後披露された「彩り」はそんなMCも相まって、何気ない優しさが溢れていた。最後はロックナンバー「秋の終」を披露し、会場には拍手が鳴り響いた。 9/19(日) Midnight 90's@下北沢WAVER :TOKYO CALLING 下北沢編に出演。結成半年とは思えないスピードで優しい曲を生みだし続け、10代のロックファンを中心に支持を広げており、この日は開演前から多くの人が集まり入場規制に。ライブハウスで聴く彼らの音楽は、センスの良いメロディと寄り添ってくれる歌詞が全身を包み込んでくれるようで暖かい気持ちになれる。ロックシーンを凄まじい速度で駆け上がっている彼らだが、いつだって感謝の気持ちを伝えてくれる。この日最後に演奏された大事な曲である『ビギナーズラブソング』では、皆拳を上げて彼らのライブに応え、一体感と幸福感がフロアに溢れた。"今日も明日も明後日も僕たちはミドナイの音楽が好きなんだ"。 9/19(日) ステレオガール@下北沢BASEMENTBAR :5人組オルタナロックバンド、ステレオガールがBASEMENTBARのステージに。ピンク・フロイドのシャツで両手に真っ赤なグローブをしたVo.安寿らメンバーが並ぶと、最新曲「Angel, Here We Come」で開演。彼女たちの真骨頂といえるロックンロールナンバーだ。これでもかと曲が始まると同時にメンバーは音に取り憑かれたように入り込んでいく。特にVo.安寿のアンニュイな雰囲気は人を惹きつけるものがあり、「I Don't Play Baseball」では指揮者のようにバンドをまとめ、先導し魅了していく。爆音の中に輝くセンスを感じさせ、それがただただ心地よい。メンバーみな20代前半とは思えない風格で、ライブ最後は「サバクを見に行こう」で締めくくった。 9/19(日) ヤングオオハラ@CLUB251 :若くして沖縄のロックシーンを引っ張るヤングオオハラがTOKYO CALLING 下北沢編に出演。心から音楽とライブハウスを愛している彼らにしか作り出すことのできない、愛の溢れる"音楽ってこんなに素敵なんだ"と思える幸せな時間であった。『ライブハウスで爆音で音楽を浴びれるこの時間が1番幸せだろ』というVo./Gt.ハローユキトモの言葉に呼応するようフロアの熱は上がっていく。夏の終わりの下北沢で『サマタイ』を聴けたあの瞬間に、今年1番の夏を感じることができ、CLUB251に沖縄の風が吹いた。どんな時代でも爆音を鳴らしてライブハウスで待っていてくれる音楽が大好きな彼らは本当に信用のできるロックバンドだ。 9/19(日) 黒子首 @下北沢MOSAiC :超満員のMOSAiC。先日のユニゾンとの対バンの反響の大きさも感じさせる中、3人がステージに上がる。新作『骨格』収録の「swimming cat」で開演。Vo.堀胃あげはの透明感ある歌声がフロアに響く。「Driver」ではがらりと曲調が変わり、ミラーボールを想像させるサウンドでMOSAiCをダンスフロアに。Dr.田中そい光の『泣く子も黙る妖怪バンド黒子首でございまーす』というご挨拶を『そうなんだ』の一言で流すVo.堀胃あげは。3人の醸し出す空気も良い。終盤に披露された「エンドレスロール」は力強い歌詞と説得力ある歌声、ブルーの照明も相まって本当に美しかった。堀胃あげはが最後にこう話す。『今の時代、正直ライブせずに売れることができる時代になっちゃってるんですけど。そうじゃなくこうやってライブという方法を選んで1つひとつやっていきたいなって。ライブをやっていくうちにライブの良さを知っちゃったんで、この攻め方で間違ってないことを証明するためにやっていきます。』このバンドの存在に希望を感じるアクトだった。 9/19(日) レベル27@下北沢THREE :関西発ツインボーカルロックバンドのレベル27が下北沢コーリングに登場。1曲目の「ロックンロールなんてどうでもいい」からまっすぐなロックサウンドを鳴らす。まっすぐなサウンドと相反して、様々なアプローチからパンチラインのある歌詞がライブでもしっかり届いてくる。MCではトーキョーコーリングに初めて出られた喜びを爆発させたと思えば、本来売れてほしいほうではなく"きっしょい"デザインの缶バッチが売れていることを嘆くなど、関西出身らしい掛け合いも楽しい。ライブは中盤に新作『EP1』の楽曲を織り交ぜ、渾身の6曲で初コーリングのステージを締めくくった。"聴いていて楽しくなるロック" それを自然体でできてしまうレベニーの魅力溢れるアクトだった。 9/20(月) オレンジスパイニクラブ@渋谷 CLUB QUATTRO :渋谷コーリング、クアトロのトッパーとして登場。いきなり入場規制となる中、疾走感あふれる「スリーカウント」で開演。さらに「急ショック死寸前」でロックバンドを全面に押し出したナンバーを続け、イメージをいい意味でぶち壊す。MCを挟んで観客全員が知っているであろう「キンモクセイ」へ。ライブだとリズム隊がしっかり主張してロック感が増す。サビでは観客みな橙の照明に照らされたステージへ手を伸ばし、その光景が美しかった。優しいメロディが心地いい新曲「ガマズミ」のあとは、再びロックモードへ。締めくくりの「敏感少女」はサビでの転調が生演奏だとより強調され、拳を突き上げずにはいられない熱を帯びていた。哀愁と衝動を共存させた素晴らしいアクトだった。 9/20(月) カネヨリマサル@渋谷 CLUB QUATTRO :渋谷コーリング、クアトロの2番手ですぐ入場規制となる人気ぶり。1曲目「恋人」が始まると手拍子が自然と起こり、一気に彼女たちのムードに。続く「はしる、夜」ではブルーの照明が輝く中、観客はみな拳を突き上げる。MCではVo.ちとせみながクアトロは特別な場所でそこに立っていること、多くの人が来てくれていることを嬉しいと話す。『(コーリングは)どんな状況でも続けてくれて、めっちゃかっこいいイベントやなと思います。私達の音楽で恩を返して行きたいと思います!』そう宣言して、疾走感あるロックナンバーを連投。メロからファルセットを多用する「ひらりとパーキー」は特にライブ映えしていた。最後は『みんなに心のいっちゃん近いところで届けて帰ります』と告げ、「もしも」「ラクダ」の2曲で締めくくった。 9/20(月) the quiet room@duo MUSIC EXCHANGE :渋谷コーリング、duoのステージにクワルーが登場。4人で拳を合わせ、ポップでキャッチーな「Fressy」で開演。フロアが一気にハッピーなオーラに包まれる。ギターのイントロが印象的なライブ定番曲「Instant Girl」では観客みな身体を揺らし手を上げて盛り上がる。メンバーみな笑顔溢れるパフォーマンス。新曲と言って披露された「(168)日のサマー」はライブで真価を発揮!サビの"チャンス!"で皆一斉にステージに手をかざす。声が出せるようになるともっともっと盛り上がるはず。菊池遼(Vo)は『コロナ禍でライブができていること、当たり前じゃないなと思います!120%で爪痕を残してやっていきたい!』と力強く話す。「Landscape」「グレイトエスケイプ」と続け、クワルーのボキャブラリーの広さを見せつけ、最後は"日常を肯定する歌"と紹介した「You」で締めくくった。 9/20(月) moon drop@TSUTAYA O-WEST :渋谷コーリングでO-WESTのステージに登場すると、彼らの名刺代わりのナンバー「花束のかわりに」で開演。曲の最後にVo.浜口飛雄也が『楽しみにしてきた!』と満面の笑みを見せる。さらに「シンデレラ」「センチメンタルガール」と続け、愛を歌ったまっすぐなギターロックがフロアを包んでいく。『去年と変わらずラブソングを歌いにきました。こういう時だからこそ歌える歌があるし、会うことが大切。会うことで意味ができる。』と集まったファンへ言葉を贈る。人気曲「オレンジ」は曲名の通りの照明がメンバーを照らし、歌詞の世界観と相まったその光景がとても美しかった。最後はアップテンポな最新曲「水色とセーラー服」で締めくくった。ラブソングだけを歌い続けるからこそ、出せる空気感が素敵なアクトだった。 9/20(月) YAJICO GIRL@Shibuya Milkyway :渋谷コーリングでYAJICO GIRLがMilkywayに登場。ステージ上の「Indoor Newtown Collective」のライトが灯り、この夏リリースされた「Life Goes On」でライブはスタート。メンバー全員がクラップをすると観客も続き、1曲目からフロアが一体となる。MCを挟まず「街の中で」「Better」、最新曲「雑談」と続け、Vo.四方颯人の歌声とバンドアンサンブルの素晴らしさに観客みな身を任せる。新たにスタンドマイクを置いて、大きなドラムの音がなると「FIVE」へ。暖かみのあるサウンドと80年代的なキラキラしたメロディ、彼らの未来と決意を歌ったような歌詞もグッとくるパフォーマンスだった。 9/20(月) Ochunism@Shibuya Milkyway :渋谷コーリングでMilkywayのステージに上がったジャンル不特定6人組バンド・Ochunism。メンバー全員がバンドロゴ付きのつなぎで登場し、クリエイティブな雰囲気を醸し出す中、1曲目は代表曲「rainy」。弾ける打ち込み音と鍵盤の音色、Vo.凪渡の伸びやか且つファルセットを織り交ぜた変幻自在なボーカルに惹きつけられる。『(コロナ禍で)音楽が虐げられてる感覚、でも音楽を聴いてくれる人がいれば大丈夫だと思えました。』凪渡がそう告げると「moove!!」へ。途中、キーボードをアドリブで止め、観客のクラップを全面に出す演出も生を感じられて痺れる。彼らの鳴らすグルーヴの求心力、ここまで心と身体をmooveさせる音楽はそうなくて、観客のクラップの大きさもそれを物語っていた。「SHOUT」は"未だ遠く 遠く遠く向こうのほう"のキーフレーズからスタートするアレンジで盛り上げ、最後は新曲「Ghost Ninja」で締めくくった。 9/20(月) ドラマストア@東京EX THEATER ROPPONGI :春から続くワンマンツアーのファイナル。開始から「至上の空論」「三文芝居」など代表曲を連発。ファンが聴きたい曲を全部詰め込んだような豪華セトリ。Vo.海は『来れへんかったお友達や配信の皆にこれだけ楽しかったよと伝えるまでがツアーなので皆の力でこのツアーを完成させてください!』と呼びかける。中盤には新曲「花風」も披露し、観客は皆心地よさそうに身体を揺らしていた。後半は「冒険譚」「世界はまだ僕を知らない」などアップテンポ曲で畳み掛け、この日一番の盛り上がりに。締めくくりのMCでVo.海はファンへの感謝を目に涙を浮かばせながらに伝え、締めくくりは "皆の心と俺たちの心をしっかり繋げる曲" として披露された「knock you, knock me」。このツアーを通して、彼らの代表曲に成長したこの曲をメンバーと一緒に歌えるようになる日が心から待ち遠しい。 9/23(木) ank@下北沢SHELTER :『ank いききっちゃおうぜリリースツアーファイナル -はじめてのワンマン-』。憧れのSHELTERで、ワンマンができる喜びを爆発させる熱いライブだった。「ここまでの道のり、メンバーチェンジがあったり、最初のころは、お客さんが一人二人とかだったけど、その方々が今も来てくれている。支えてくれる感謝を返したいと思います。」というMCのとおり、何度も「ありがとう」って言っていたけど、それが本当に思っているからこその言葉なんだと感じた。ライブのスタートを飾った「スーパーほめられたい!!」から、アンコールラストの「ミュージック」まで、音楽を愛して良かったと思える時間だった。 9/24(金) The Floor@下北沢 近松 :「イージーエンターテイメント」で始まったライブは、メンバーも観客もいきなり飛び跳ねるハイテンションなスタート。続く「ノンフィクション」もその勢いのまま、声を出せないことが思わず悔しくなる熱量でフロアを包んでいく。観客のコール&レスポンスの代わりに全力で拳を突き上げて応戦する姿が美しい。急遽出演させてくれたというatelier roomに感謝を告げ、最新ALの「Coffee Cup City」などを次々披露。ライブ後半、Vo.Gt.ササキハヤトが『絶対に手を下ろさないチャレンジはじめます!』と宣言すると、The Floorのライブの楽しさを凝縮した「Wannabe」へ。フロアは最高潮。最後は「リップサービス」でフロアを最高に盛り上げて次のバンドにバトンを繋ぐのだった。 9/24(金) Broken my toybox@下北沢 近松 :1曲目は疾走感あるロックナンバー「ブラックアウト」。そこからやや不気味なSEがなると新曲「バンシーの叫び」へ。光と闇の両面を描く彼らのダークな面を押し出したスタートに。Vo.藤井樹のハイトーンボイスでファルセット、シャウトを織り交ぜた歌唱と真っ赤な照明がフロアを包む。続く「車窓」で闇から少し抜け出すと、『日本で1番クセの強い歌物ギターロックをやりに来ました』と自己紹介。この日主役のatelier roomにもエールを送ると、「Hello Halo」で一気に光を見せていく。観客は光を掴み取るかのようにサビで一斉に拳を突き上げる。そして、最後はリリース前の最新曲「もし生まれ変わったなら」を披露。切なさと温かさが入り混じる神秘的な世界観に観客みな魅了された。 9/24(金) Organic Call@下北沢 近松 :瑞々しいギターの音色が鳴り、ライブは「海が見える街」でスタート。歌詞の"離れないように"に合わせて、Vo.平田真也が『守りたいものがあるなら決して離すな!』と叫ぶ。その迫力で観客の心を掴むと、11月発売の新作から「Hello My Friend」を披露。ライブで初めて聴けた新曲だが、後半のメンバー全員で声を合わせて歌う部分が熱くてグッときた。MCではアトリエがメンバー1人抜けても音楽を続けてくれているのが嬉しいと語る。青い照明で幻想的な「彗星のよう」の次は、彼らのライブには欠かせない楽曲「朝焼けに染まった街へ」へ。『変わったのはアクリル板があることとマスクくらい。伝えたい歌が!変わらない歌がある!!』と力強く訴える姿は鳥肌もので、最後のサビ前にフロアから勝手に手拍子が起こっていく様も美しかった。 9/24(金) atelier room@下北沢 近松 :ライブはバラードでしっとりとしたスタート。そこからシンバルの音が鳴ると2曲目「僕らは、」で一気にロックに転換。Ba.三上真輝がアグレッシブに動き回り、最後のサビの前にはVo.宇根大貴が『真っ直ぐ歌いたい!誰よりもまっすぐ歌いたい!』と叫ぶ。日常を切り取ったような歌詞世界も魅力の彼らだが、ライブはギターロックバンドが前面に出ていて思わず見入ってしまう。『どんなライブをやればチケット代の価値があるかなんて考えてたけど、それは間違いだって気づいたんです。0か100かそれくらいの気持ちでやらないとならないって。もう24歳。遅いかもしれないけど全力で飛び込みます!』そう宣言してからの「デッドエンド」は胸に突き刺さった。
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