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安全地帯Ⅶ、Ⅷから作ったリストを一まとめにしてリニューアル! ヒット曲はあるもののセールス不振だった本作だが彼らの“らしさ”が詰まっている。 安全地帯はⅣから聴き始めた人が多いらしく、そこから最高傑作の呼び声が高いⅤへと続くワケだがそのイメージで捉えると面食らう作品となっている。都会の夜をイメージした大人の恋を描くのが彼らの得意とするところだが一転して社会批判色の強い作品となった。 ホーンやシンセを導入しメンバー間のスケジュールの都合で担当楽器ですらスタジオミュージシャンを多用したⅤとは打って変わり楽器隊の活躍も素晴らしくバンド色が色濃く出ている!後のインタビューで玉置はⅤについてあの頃の安全地帯はバンドというよりプロジェクトだったと語っている。 Ⅷ発表後、玉置一人を残しメンバーは脱退してしまう。玉置はソロの道を選び田園の発表まで長い低迷の時期を迎えることになる。僕はⅦやⅧには張り詰めた緊張感があり危うさのようなものまで感じてしまうのだがこの正体は精神を病んでしまった玉置浩二の心の悲鳴だったのだと思う。
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