ド定番クラシック : チャイコフスキー

有名バレエ『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』の楽曲ほか、「ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調」、「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」、「弦楽セレナーデ」など、誰しも1度は聴いたことがある楽曲も多いのではないだろうか。 1840年、ロシアはウラル地方ヴォトキンスクに生まれたピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。 音楽家としての活動期間は1866年～1893年で、その頃のロシアはロシア帝国という名前であった。 チャイコフスキー死去の翌年にアレクサンドル3世が崩御、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世が即位するといった、ロシア革命や第一次世界大戦が起きる少し前の内政が混乱している時代がチャイコフスキーの活動期間。 日本では、チャイコフスキーが音楽活動を始めた翌年の1867年に大政奉還、死後の翌年に起きたのが日清戦争といった時代だ。 ロシアの空気や土地の雰囲気、大地を感じるような、壮大で優美でかつメランコリックな旋律と、ロシアの歴史背景などを感じながら聴いて欲しい。