むかーしむかし、あるところに、(といっても1950年代のアメリカですけどね)ジャズ界は、それまでビッグバンドの一員だった中から、すぐれたソロ・アーティストを多数輩出するようになったんじゃ。
そんな中、チャーリー・パーカーというサキソフォニストが、「なぁ、みんな、アドリブさかんにやってるけど、ワイらはプロのミュージシャンなんやから、アドリブいうても、好き勝手にやってたらあかんでぇ」と仲間たちに話した。
「そんなこと言うても、決まりをつけたらアドリブやないがな」
「ただ好き勝手に演奏するだけやったら、素人でもできるがな」
「ほな、どうすんねん?」
「そこはコード進行にしたがってアドリブやるんやがな!」
「おー、そらプロのミュージシャンらしいわ」
というわけで、チャーリー・パーカー(ニックネームはbird)の勧めによりコード進行によるアドリブが、お手本となったんじゃ。これがBebop Jazzの幕開けじゃな!
一部脚色が含まれておりますが、おおむね事実に基づいています。
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