kotetsuさんありがとうございました。リストからpickさせて頂きました。
ところで僕は左耳しか聴こえないのだった。右は聴力0。隠してもすぐバレてしまう。オフィスで電話が鳴り出すと、どいつか分からない。小銭を落とすと音では追えない。いつもウロウロオロオロしてしまう。のび太のメガネは見つかっても僕の聴力は見つけられないのです。あの日、めまいとともに右耳から小さなカタツムリが音とともに落ちてしまったのだ。それから壁の中から靴音が迫ってきたり、鳴り物のある場所の反対側から音が聴こえたりするようになってしまった。という訳で、僕はもう戦争には行けない身体になってしまった。だから戦争反対。でも、みんな身体が不自由になりに戦場に行くのだから僕も行くのだろうか。そんな悲しいこともあるのだなと思いました。上手く言えないけど、現実なんて存在しない。あるのは感覚だけ。感覚が曲がれば、直線は存在を失う。だからカーネル大佐の命令の通りには僕の弾は飛んでゆかないのだ。それでもきっと僕に制服だけでも着せようとするんだろう。嫌と言っても優しい言葉で制服の右胸に×の付いた缶バッチをつけるのだろう。やってられないな。
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