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説明文

初恋は胸を締め付けられるようだった。その次の恋は、地下鉄ですれ違ったその人に雷に撃たれたような衝撃を感じた。一瞬の出会いと別れ。大人になってからは、その人柄が尊敬できるような感動の出会いがあった。そして、今は再び、子どものような恋をしている。彼女の容姿と子どものような性格に魅惑され姿を直視出来ず、それを気持ち悪がられて避けられている。彼女たちの一人を除いて、結局誰とも友だちにもなれず、彼女らは人生において何ら関係ない存在。私は彼女たちに比べてかなり魅力に欠けているのだと思う。誰にも振り替えってもらえなかったから。えっと、やっぱり魅力は全く無いのかな。だから、イソップのブドウのように、彼女たちからの好意を得ようとするのは止めた方が良い、彼女たちの愛はその美しさが故に、他人に対して渋さと苦さを合わせ持っている。あの人は無慈悲に怒ったり、あの人は不条理に突き放したりする。自分はそれに耐えられないと思う。でも、普通の人間だってそうなのでしょう。なら、なおさらあの魅力的な顔が歪み、軽蔑の言葉が発せられたら、膝を抱えて自分の心を体の奥深くに埋めて、自分を守らなくてはやってられない。そう思う自分を弱いと思う。だから、なるべく世界は見ない。いつも、自分を見ている。だから彼女たちのことを何も知らない。
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