先頃惜しくも引退発表されたポルトガルの名ピアニスト、マリア・ジョアン・ピリス。彼女の繊細で詩情あふれるタッチは、クラシック音楽のエッセンスを凝縮したような美しさです。このプレイリストでは、彼女の代表的な録音から8曲を選び、モーツァルトの優雅さ、ベートーヴェンの情熱、ショパンのロマンティシズムなどを堪能できるように心掛けました。至高の演奏をゆっくりと聴きながら、心の平穏を感じてみてください。
🩷 モーツァルト / ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332 - 第2楽章 アダージョ
ピリスの透明感あふれるタッチが、モーツァルトの優美なメロディーを優しく包み込みます。静かな夜にぴったりの瞑想曲。
🩷 ショパン / ノクターン第19番 ホ短調 作品72-1
ピリスの繊細なニュアンスが、ショパンの哀愁を深く描き出します。感情の微妙な揺らぎを感じる一曲。
🩷 シューマン / 子供の情景 作品15 - 7. 夢見る人
ピリスの温かみのある演奏で、子供時代の純粋な幻想が蘇ります。心を優しく溶かす名演。
🩷 ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」 - 第2楽章 アダージョ・カンタービレ
激情のベートーヴェンですが、ピリスの解釈は穏やかで癒やしを与えます。静かな慰めの旋律。
🩷 モーツァルト / ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 - 第2楽章 ロマンツェ
オケとの息の合った対話が魅力。ピリスの感性が、モーツァルトのドラマチックな世界を鮮やかに彩ります。
🩷 ショパン / ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 - 第2楽章 ロマンス
ピリスの歌うようなピアノが、ショパンのロマンティックな恋歌を優しく紡ぎ出します。情感豊かな一節。
🩷 シューベルト / 即興曲 変ト長調 D.899-3
「穏やかピリスの自然体なタッチで、シューベルトの歌謡的なメロディーが心地よく流れます。リラックスに最適。
🩷 バッハ / パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825 - プレリュード
ピリスのクリアなアーティキュレーションが、バッハの構築美を際立たせます。
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